記事内のリンク先のサービス利用等により、当サイトに収益の一部が還元されることがあります。
あなた方はどう思うか
ある人に百匹の羊があり、そのうちの一匹が迷い出たとするならば
九十九匹を山に残して、その迷い出た一匹の羊を捜しに出ないであろうか
マタイによる福音書 (相棒13「ストレイシープ」オープニングより)
ここでいう迷い出た1匹の羊とは、マイノリティや弱者のことを指しており、見捨てたり軽んじたりすることはよくないですよ、という聖書の教えだそうです。

いい感じのミステリアスなオープニングだね

でもストーリーは、杉下右京に恋をした女性・悟巳(さとみ)が、どうやら杉下と幸子の関係を勘違いし、自ら命を断ってしまったってところからスタートするんだ

OH…
サブスクで観るなら
「ストレイシープ」の概要
放送日
2015年1月1日
主な出演者
新井亮一/平岳大
西田悟巳/石田ひかり
梶井素子/川上麻衣子
橘高誠一郎/三浦浩一
飛城雄一/横田栄司
佐伯紫乃/大家由祐子
吉岡琢磨(特殊犯)/坂田雅彦
伊藤博美/泉晶子
粕谷栄子/山本雅子
藤井貞雄/後田真欧
日野警部補/寺島進
相棒のレギュラー
杉下右京、甲斐享、月本幸子、笛吹悦子、伊丹憲一、芹沢慶二、角田六郎、米沢守、大河内春樹、大木長十郎、小松真琴、内村完爾、中園照生、社美彌子、甲斐峯秋
脚本
真野勝成
監督
和泉聖治
「ストレイシープ」のあらすじ
杉下右京は、西田悟巳(にしださとみ)という女性の葬儀に参列していた。行きつけの紅茶店で知り合った友人の女性である。
彼女は自宅で服毒自殺をしていた。部屋に杉下右京宛ての紙袋があったことから、杉下に連絡が入ったのだ。
袋の中身は、杉下が貸したハンカチとプレゼントの茶葉、そして遺書であった。
遺書には、杉下右京を密かに慕っていたことや、杉下が月本幸子と親しげに歩く姿を目撃し、悲しみで死を選んだ、という内容が綴られていた。
悟巳の死を杉下に知らせたのは、彼女の友人の新井(平岳大)と名乗る男だった。
身寄りのない悟巳の遺品整理を友人として行うなか、この紙袋が見つかり、杉下に渡すため連絡してきたのだという。
杉下と月元幸子は親しくしているが、恋愛関係にはない。つまり誤解なのだが、こうなっては取り返しがつかない。遺書を手に「何をばかな勘違いを…」と杉下右京はつぶやく。
一方その頃、警視庁では衆議院議員・橘高誠一郎の要請により、飛城雄一(とびしろゆういち)という男についての会議が開かれていた。飛城は、振り込め詐欺をはじめとする新種の犯罪を次々と生み出してきた人物。犯罪の工程を細分化し、トップの存在にたどりつけないようにする手法に特徴があった。自身の正体は仲間にも明かさない。このことから飛城は「犯罪の神」とも呼ばれていた。
依然として素性も容姿も不明な飛城。飛城が稼ぐ莫大な犯罪収益の行方をアメリカ政府が懸念しており、そこで元検察官でもある橘高議員が、旧知の仲である甲斐峯秋を通じて警視庁に働きかけたのだ。
杉下右京が悟巳の葬儀に参列していたころ、都内では、6歳の村本修吾が公園のトイレから連れ去られる事件が発生していた。
犯行は綿密に役割分担がなされており、犯人たちは手際よく修吾を運び出し監禁する。犯人のねらいは、修吾の生みの母であり投資会社を経営する梶井素子。どうやら、梶井が顧客から預っている多額の資金がねらいのようだ。
場面は変わり、誘拐の経過報告を首謀者らしき男が受けている。その男は飛城雄一。悟巳の葬儀で右京に接触し、新井と名乗った人物であった。
「ストレイシープ」の見どころ
飛城雄一が狙った2人の人物
投資会社を経営する女性です。
修吾の実母ですが、離婚後は夫が修吾を引き取り、現在は再婚相手の女性が母親となっています。
修吾の誘拐犯は彼女に対し、現金1億2千万円をリュックに入れ、いつものジョギングウェアで走って持ってくるよう指示します。
梶井が「そのような大金は用意できない」と答えると、犯人は顧客から預かっている資金でまかなうよう命じました。

顧客から預かっているお金を使うのは違法じゃない?

うーん……この場合、緊急避難が適用されるのかなあ……?
現実なら警察としてGOを出しづらいところじゃないかな
犯人の指示どおり、梶井は現金(約12キログラム)を背負い、いつものジョギングコースを走り、さらに追加で指定された教会へと向かいます。
すると、途中にある団地の広場に差しかかったところで、梶井素子と同じ服装・同じリュックを背負った人物たちによるフラッシュモブが始まります。
その騒動の最中、梶井は何者かに現金の入ったリュックを奪われてしまいました。
その後、修吾は無事に戻ってきますが、元夫から「二度と修吾に会わないでほしい」と頼まれます。
さらに顧客からの信頼も失い、梶井はすべてを失う結果となりました。
梶井素子の次に狙われたのは、元検察官で、現在は衆議院議員の橘高誠一郎です。
「12月25日、衆議院議員の橘高は必ず罪を犯す」という予告映像が動画サイトに投稿されます。

投稿者は「マタイの使者」というアカウントでした

こんな予言、どうやって実現するんだろう!?
橘高議員には、小料理屋「しの」を営む佐伯紫乃(大家由祐子)という愛人がいました。
この女性が、飛城の犯行グループによって連れ去られます。
12月25日、愛人の身を案じる橘高は脅されるまま、亡くなった天沢議員の邸宅で銃を乱射させられ、その様子をネット配信されてしまいます。
その場に駆けつけた甲斐享により、橘高は銃刀法違反および住居侵入の現行犯で逮捕されました。
杉下右京が3人目のターゲットに
橘高議員を探している途中、笛吹悦子の電話番号から杉下右京に着信があります。
電話に出ると、相手は葬儀場で出会った新井でした。
新井は、自身が飛城雄一であることを杉下右京に告げ、誰にも言わずに小田原の山荘まで来るよう指示します。
小田原の山荘といえば、悟巳にとって特別な思い入れのある場所です。
このやり取りによって、杉下右京の中で飛城(新井)が悟巳が結びつくと同時に、飛城がこの山荘を選んだことで、彼が悟巳に特別な感情を抱いていたことも察します。
飛城の指示どおり、甲斐享には何も告げないまま、杉下右京は一人で山荘へ向かいました。
犯人をあおり始める杉下右京
犯人の復讐の仕上げは、杉下右京を呼び出し、この場で自らの命をけん銃で断つことでした。
それにより杉下右京は、犯人を永久に取り逃がし、さらなる後悔を背負うことになると考えたのです。
そのころ、甲斐享や警視庁のSATや狙撃犯が、山荘を発見し、周りを囲みはじめました。
そこで杉下右京は、犯人の感情をあえて刺激し、自分に銃口を向けさせるよう仕向けました。
どこかからこのウッドデッキを狙っている、警視庁一のスナイパーに、新井の自死を止めてもらうためです。

あの男が来ているんだね!!

ここから杉下右京は、新井が悟巳に想いを寄せていることを利用して、わざと新井の感情を逆撫でするんだ
最大の謎・西田悟巳は杉下右京への復讐を手伝ったのか
このストーリーの最大の謎は、西田悟巳と杉下右京の関係となります。
最初は自死と思われた悟巳でしたが、ストーリーが進むにつれ、彼女が飛城(新井)に協力し、杉下右京を苦しめようとする計画に加担していたことが判明します。
本当に悟巳が杉下右京と過ごした時間は嘘だったのか、そうでないのだとしたら、杉下右京は彼女の本心を持ち前の推理力でどう捉えるのかが、最大の見どころとなります。
ストーリー以外の見どころ

今回は相棒の警視庁メンバーが大活躍します!
親父パワーを使う甲斐享
橘高議員は、飛城に狙われながらも公務が多忙であるため、警察の聴取に応じません。
そこで甲斐享は、橘高に峯明の息子であると名乗り、父と橘高議員の付き合いを理由に、特別に時間を取ってもらいます。

お父さんのことも、甲斐次長の息子として特別扱いされることも嫌っていたのに!

なんか大人になってる!
その後、公務中に姿を消した橘高議員を捜す途中で、杉下右京の所在も分からなくなります。
杉下の私有車が向かっていたのは、神奈川県の小田原方面でした。
そこには、生前の悟巳にとって思い入れのある山荘があります。
この状況から、甲斐享は「次は杉下右京が飛城のターゲットになった」と察します。
享はこのことを中園参事官に相談しますが、梶井素子の身代金も守れず橘高議員の犯行も防げなかった中園にとって、これ以上の失敗は許されない状況でした。
証拠もないまま他県警に部隊を派遣するリスクは、あまりにも大きく、甲斐享の推理は却下されてしまいます。
そこで甲斐享は、甲斐峯秋を訪ね、杉下救出のために警視庁を動かしてほしいと頼みます。
峯秋はその場で、SATと狙撃班の要請を行い、神奈川県警への連絡も引き受けました。
もし甲斐享の推理が外れていれば、峯秋自身が失脚する可能性すらある判断です。

決定的な根拠がないのに、自分の身内のために貴重な部隊を動かしたわけだから、失敗したときの責任は大きいよね…
甲斐享は深く頭を下げ、父に礼を言います。

二人が少しずつ歩み寄っているね

これからも特命係とそれを見守るパパのタッグで、いろんな事件を解決していくんだろうね…

……
伊丹と芹沢も、杉下右京の救出のため父に頭を下げた行動には感心している様子でした。

それにしても、甲斐パパの判断は早かったね

本当は仲直りのチャンスがなかっただけなんだよ
社美彌子による印象操作
橘高に関する予言めいた動画を目にした甲斐峯秋は、警視庁広報課長の社美彌子を呼び出し、念のため橘高について調べるよう指示します。
しかしその後、橘高はとんでもない不祥事を起こし、その一部始終がインターネット上で配信されてしまいました。
この状況を受け、峯明は「警察族」である橘高議員に、将来的な復活の芽を残すため、社美彌子に対して情報操作を行うよう指示します。
その結果、橘高議員は「愛する女性のために政治生命を捨てたヒーロー」として、マスコミにリークされることになりました。

愛する女性というのは不倫相手だったけど、橘高議員が彼女を見捨てなかったのは本当だからね
大河内監察官も事件解決に貢献
橘高議員に関する捜査の過程で、老舗料亭「一松」が政治家だけでなく、警察官僚も御用達の店であるという情報が得られます。
そこで杉下右京は、大河内監察官を花の里に呼び、話を聞くことにしました。

大河内監察官と月本幸子の初対面だね!
大河内は、一松で働いていた仲居の粕谷栄子のことを覚えており、彼女と仲の良かった同僚がいたことを思い出します。橘高議員の愛人である佐伯紫乃のことでした。
このことが、梶井素子と橘高議員を狙った二つの事件と、一年前の樹海で起こったある出来事を結びつける重要な手がかりとなりました。
日野警部補が再登場
警視庁一のスナイパーである日野警部補が再登場します。

黒い革のコートに指ぬきのグローブ…相変わらずカッコよすぎだろ!
日野は風向きを指で確認すると、今回は、杉下右京が拘束されているウッドデッキが見える 桜のような木から狙撃を試みます。
またしても、距離にしておよそ数百メートルは離れていると思われる場所から、日野は新井が杉下右京に向けた拳銃を正確に撃ち落とします。
さらに、近くで待機していた飛城グループのスナイパーの銃も、立て続けに撃ち落としました。

かっこいい!
中園参事官の妻に霊感?
今回、特命係を積極的に捜査に登用した中園参事官。
その理由について中園は、「霊感のある妻から、私の警察キャリアが終わるような、とんでもない事件に巻き込まれると予言したから」と説明します。一同は呆気にとられました。
中園は、そんな空気はお構いなしに、これまで出世できたのも、妻のこの霊感のおかげだと語ります。
そして今回のピンチを乗り切るためのラッキーアイテムが「紅茶」と「メガネ」だと聞き、杉下右京を捜査本部に加える判断を下したのでした。

これは…当たった…のか?

右京さんをいつも捜査本部に入れてあげて(笑)
羽鳥慎一さんが登場
フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんが登場し、「12月25日に必ず罪を犯す」と予告された橘高議員に対し、事務所前で直撃取材を行っています。
杉下右京の「気になっていること」とは
事件解決後、廊下ですれ違う杉下右京と社美彌子。
このとき杉下は、「あなたについて、気になっていることがある」と口にしますが、詳細は語らなかったシーンがあります。

これなんだったの?

season13第1話「ファントム・アサシン」の話になるよ
このエピソードでは、社美彌子の当時の上司である内閣情報調査室の室長・天野是清(羽場裕一)による連続殺人事件が発生しました。
しかし、その事件の最後の被害者である下山議員の殺害動機について、天野は杉下右京に真相を語らないまま事件は終わっています。
視聴者にはすでに、天野と社美彌子の対話から、その動機が「社美彌子をヤロポロク問題から守るため」であったことが明かされています。

いっぽうで杉下右京は、社美彌子が事件に関係しているのではないか、という疑念を抱いている段階にとどまっているため、このような言い回しになったわけです
杉下右京が、天野の殺害動機を知るのは、Season15第18話『悪魔の証明』になります。
社美彌子のヤロポロク問題については、こちらの記事でまとめています。
「ストレイシープ」を観るなら
テレビドラマ相棒の全シーズンは「TELASAの見放題プラン」やAmazonプライムビデオのサービス「TELASA for Prime Video」にて有料配信されています。
「TELASA for Prime Video」は時々お得なキャンペーンをやっているので、チェックしてみてくださいね!
サブスクで観るなら!
あまり恋愛のイメージのない右京さん。元妻・たまきさんを除いて決まった女性がいるイメージがありませんが、女性がらみ(?)のエピソードは結構あります。
・相棒11第17話「ビリー」
ビリーを名乗る男性に女性たちがロマンス詐欺を仕掛けられる回です。杉下右京は伊丹とともに被害女性にずけずけと事情聴取をして不快にさせ、芹沢から「女心わからないブラザーズ」というレッテルを貼られてしまいます…
・相棒14第16話「右京の同級生」
杉下右京の同級生として、小学校時代、短期間ながら同じクラスだった女性が登場します。恋愛とまでは言えませんが、二人には似たところがあり、お互いに特別な想いをもっていたようです。
・相棒18第1話「アレスの進撃」
幻覚作用のあるキノコを食べさせられ、若い女性をだらしなく口説きます。右京さんは悪くありませんがファンは視聴注意です。
・相棒19第11話「オマエニツミハ」
青木年男により、杉下右京がこてまりと再婚する噂が警視庁内に流されます。
・相棒24第4話「みんな彼女を好きになる」
杉下右京とエリザベスという女性との恋愛回です。

