【相棒】社美彌子(やしろ・みやこ)の疑惑や人物像、過去のエピソードを徹底解説

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社美彌子は、警視庁の広報課長から内閣情報調査室のトップへ異例の出世を遂げた警察官僚です。「情報」を使った印象操作や駆け引きに長けており、現在はこの力を「国益」のために使っています。権力と対立することも多い特命係とは敵にも味方にもなる関係であり、視聴する回によって印象が変わるキャラクターといえるでしょう。一方で恩人には義理堅く、また「未婚の母」という自身に近い境遇の人物には肩入れしがちなど、人情味のある面もあります。対日工作員(スパイ)であるヤロポロクとの間に娘を授かったシングルマザーという、警察官僚として致命的な身上をかつて甲斐峯秋に救われたことがあり、その縁で峯秋とは今でも公私にわたり親交があります。

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目次

社美彌子とは

氏名

社美彌子(やしろ・みやこ)/演 仲間由紀恵

登場期間

・season13、season15~最新

・劇場版Ⅳ

生年月日

1974年(昭和49年)5月3日

演じる仲間由紀恵さんの実年齢より、社美彌子は5歳上の設定となっています。

血液型

O型

階級・経歴

社美彌子は警察庁のキャリア官僚です。

警視庁の広報課長時代の階級は「警視正」であり、杉下右京の2つ上になります。

これまで、警察と内閣情報調査室のポストを行き来しています。

1997年3月東京大学法学部法律学科卒
1997年4月警察庁入庁
1999年4月警視庁組織犯罪対策2課に配属
2003年4月警察庁長官官房付国際課に配属
2009年4月内閣府内閣情報調査室総務部門主幹 出向/警視に昇進
2014年(相棒13~)警視庁総務部広報課課長(警視正)
2021年(相棒20~)内閣情報調査室のトップ「内閣情報官」に就任

社美彌子の人物像

要職の男を次々と味方につける

上昇志向が強く、要職の男たちを次々と味方につけてスピード出世を果たします。(詳細は後述します)

なお、有力な人物であっても、その人物が特命係に追われている場合は、特命係が失脚させる可能性を考慮して二重の手を打つなど抜け目がないところもあります。

女性からの支持もある

season19では、社美彌子を筆頭とする女子会の様子が、「広報課美人課長率いる女子軍団」として週刊フォトスに掲載されます。

男社会である警視庁の抵抗勢力として「KBG(警視庁ガールズボム)」という名前まで勝手に付けられたこの記事は、警視庁内に広がり、甲斐峯秋や衣笠副総監も恐れる様子を見せています。

その一方で、衣笠副総監は社美彌子の女子会に興味津々で、社美彌子に呼んでほしいとお願いしますが、社美彌子は「甲斐峯秋も一緒ならいい」と塩対応をします。

何となくですが…たぶん呼ばれてないでしょうね

女子会のリーダーが男性上司を呼んでご機嫌をとったら、女子からの信頼がなくなりますからね

season19最終話では、IT長者・加西周明(石丸幹二)が殺し屋に狙われ、警視庁の警護対象となります。加西は賞金をかけて若者を違法な「ゲーム」に挑戦させており、season17で白バイの出雲麗音(篠原ゆき子)が撃たれたのも加西が首謀者であることが判明していました。警視庁の方針に出雲は「殺し屋に加担したい気分だ」と怒り、やるせなさから社美彌子の前で泣き崩れます。社美彌子はそんな彼女に優しい言葉をかけています。

かなりの美人である

相棒世界において、おそらく最も「美人」と評価された回数の多い女性です。

社美彌子が映った写真を見て心を奪われ、それが原因となって罪を犯した者もいます。

語学も堪能

ヤロポロクの亡命時の電話や、後にヤロポロクを探す時に、英語で会話をするシーンがあります。(S13-1、S16-14)

また、ロシア語の手紙を読んだり文章を即座に訳すなど、ロシア語にも長けています。(S15-1、S16-14、S18-2)

情報で人を動かす

初登場時は内閣情報調査室に出向しており、season20からはそのトップである内閣情報官を務めるなど、社美彌子の最大の武器は「情報」です。

相手にどのような情報を与えればどう動くかを予想し、情報で自分より格上の人間を動かしたり、世論を操作したりすることに長けています。

該当する回内容
S13-10
ストレイシープ
・愛人の件で脅され、銃を乱射する姿をインターネット上で配信される羽目になった橘高議員(三浦浩一)。甲斐峯秋の指示を受けた社美彌子はマスコミを使い、「愛する女性のために政治生命を捨てたヒーロー」と印象操作した。
ストレイシープ
S15-最終
悪魔の証明
・ヤロポロクとの関係が疑われる写真を流出させ、追及してきた警視庁上層部を「ある嘘」で返り討ちにする。
悪魔の証明
S17-最終
新世界より
・世界的パンデミックの危機の裏で、事実を隠蔽しようとする警察や政府。
・パンデミックは阻止されたが、社美彌子はこの隠蔽があったことを週刊フォトス・風間楓子(芦名星)にリーク。民衆を危機にさらす不正を許さなかった。
S18-最終
ディープフェイク・エクスペリメント
・古巣の内閣情報調査室の職員が絡む事件が発生。事件の全容がおおむね見えていた社美彌子は、杉下右京に内調に関する情報を小出しで与え、意のままに真相に近づけた。
・事件解決後、社美彌子にコントロールされていたと杉下右京が気づき、問い質すも、社美彌子は「ノーコメント」を貫く。
S20-3
復活
・内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)と特命係の戦いに巻き込まれた甲斐峯秋を守るため、敵方に特命係がもつ証拠を差し出すことで取引をする。
・いつの間にかヤロポロク問題の疑惑も、世間では「身を挺してスパイから情報を得ていた愛国者」という認識に変わっていた。
S20-11
二人
・袴田議員(片岡孝太郎)が関係する事件について、有力な情報提供を行い特命係に事件を解決させる。
S21-11
大金塊
・S20-11で袴田議員が犯行への関与を認めた音声データを警視庁から奪う(実際は警視庁と何らかの取引をを行っている模様)。袴田代議士との交渉に利用しようとする。

毒物への造詣が深い

広報課長になったばかりのseason13で、社美彌子は杉下右京らと鮎川教授(清水綋治)の古希祝に招かれます。

その際、鮎川邸の棚に並べられた劇物の瓶を見て、社美彌子が毒の種類や強さを説明し始める場面があります

毒物に詳しいことを意外に思った杉下右京が社美彌子に尋ねると、「別れた恋人を殺そうとして調べた」「女に似合うのは毒殺でしょ」と冗談を言います(S13-15「鮎川教授最後の授業」)。

その後、甲斐峯秋が毒物により倒れるも一命を取り留めた事件では、「犯人が致死量を間違えてくれた」という社美彌子ならではの視点で、杉下右京に「わざと峯秋を殺害しなかったのではないか」という新たな視点をもたらしました(S24-10「フィナーレ」)。

ヤロポロク問題を克服する

社美彌子は、ヤロポロク・アレンスキーというロシアの対日工作員との間に授かった娘マリアを育てているという重大な秘密を抱えてきました。

発覚すれば、ヤロポロクと通じてスパイを働いた疑惑が向けられる事態は避けられず、警察としての出世の道も断たれる大スキャンダルです。

しかし、彼女の得意の「情報」で警察組織からの追及をかわしつつ、いつの間にか世論や国家公安委員長まで味方につけ、今の地位を築きました。

社美彌子のヤロポロク問題の詳しい内容や、彼女がどうやって切り抜けて今の地位を獲得したかについては、こちらの記事で詳しく解説しているよ!

義理堅いところがある

社美彌子の出世に貢献した者は複数いますが、その中でも彼女の窮地を救った甲斐峯秋と天野是清の2名については、社美彌子の中では別格といえるでしょう。

特に甲斐峯秋については、season15の最終話「悪魔の証明」において自身の味方についてくれたことに絶大な恩義を感じており、その後は逆に甲斐峯秋のピンチを度々救っています。

出世欲が強い

内閣情報官に就任

season20では、特命係が内閣官房長官・鶴田翁助を追い詰めようとしたことで、特命係の上司である甲斐峯秋が標的にされてしまいます。

甲斐峯秋のピンチを救うために特命係のもつ証拠品を返却させる段取りをつけ、さらには交渉相手となった要人を味方につけて、最終的には「内閣情報官」に出世します。

内閣情報官とは内閣官房の部署の一つである「内閣情報調査室」のトップであり日本版CIAと呼ばれる日本の情報機関です。これまでさんざん弱みにつけ込まれて苦しんだ社美彌子が、今度は、やろうと思えばいくらでも人の弱みを収集できる立場になります。

特命係の手柄を横取りする回も

season21からは、特命係を利用し、杉下右京たちが追い詰めた大物をいわば「横取り」するような形で、その地位を守る代わりに自身のコントロール下に置こうとします。

ここから見始めた視聴者には嫌な女に見えるね…

「後ろ暗い情報」が人間にとってどれほど強い圧力になるのか身をもって知ってしまったから、今はそれで敵をコントロールしようとしてしまうんだろうね

社美彌子の「横取り」事件

・特命係がかつて追いつめた衆議院議員に恩を売るために、証拠のデータを警視庁のサーバーに侵入して隠滅し、その地位を守っていたことが発覚する(S21-10)

・特命係の捜査により警視庁公安部長・御法川の違法捜査とその隠蔽に副総監・衣笠が関与している疑いが浮上。しかし、社美彌子が手を回し、副総監やその上については追及しないことで手打ちとすることで、衣笠に大きな貸しをつくっている。(S22-2)

主な登場回

社美彌子の主な登場回です。

内閣情報調査室から警視庁広報課長へ(season13)

社美彌子と特命係の出会いは、社美彌子が内閣情報調査室に所属している時に起きた事件がきっかけとなります。

その後、広報課長として警視庁に出向し、甲斐峯秋にしたがって情報操作をしたり、杉下右京を含む同じゼミの同窓生とともに監禁され事件に挑みます。

主な登場回概要
S13-1
ファントム・アサシン
・ヤロポロクの亡命により判明した「国賊」に対する連続殺人事件が発生。杉下右京と甲斐享により犯人は逮捕される。
・犯人の最後の殺人のみ、社美彌子がヤロポロクと親密な関係にあった事実を隠蔽するために行われた。犯人に守られた社美彌子は広報課長として警視庁へ出向。順調に出世していく。
・一方、杉下右京は最後の殺人の動機に不自然さを感じており、拘置所に通い追及を続けている。
ファントム・アサシン
S13-10
ストレイシープ
・犯罪の神と呼ばれる謎の人物「飛城(とびしろ)」から「12月25日、衆議院議員の橘高は必ず罪を犯す」という予告めいた声明が動画サイトに投稿された。愛人を拉致して橘高(三浦浩一)を脅し、建物内で銃を乱射させるというのがそのカラクリであった。
・「警察族である橘高議員に復活の目を残せ」という甲斐峯秋の指示で、社美彌子は「愛する女性のために政治生命を捨てたヒーロー」としてマスコミに情報をリークし、印象操作した。
ストレイシープ
S13-15、16
鮎川教授最後の授業
・大学時代の恩師・鮎川教授の古希祝いに杉下右京や社美彌子らゼミの同窓生が招かれる
・鮎川邸を(無断で)散策する杉下と社美彌子は、棚に並べられた劇薬を発見。
・毒物に対し、社美彌子に高度な知識があることに驚く杉下右京。社は「別れた恋人を殺そうとして調べた」「女に似合うのは毒殺」と物騒な冗談を言う。
・鮎川に監禁された杉下と社は、二人でうまく連携を取り、外部に助けを求める。

広報課長編①:ヤロポロク問題(season15~16)

社美彌子は、アメリカに亡命した外国人スパイのヤロポロクとの間に娘を設けるシングルマザー。

この秘密を巡り、法務省の公安調査庁が動きます。

一方で、ヤロポロクを名乗る手紙が社美彌子に密かに届くようになり、彼女の気持ちを揺さぶります。

一連のヤロポロク問題は、こちらの記事でまとめています。

主な登場回概要
S15-1
守護神
・法務省が社美彌子の娘マリアについて調べ始める。社美彌子の部下となった冠城亘にもその密命が下った。かつての上司・日下部彌彦(榎木孝明)を裏切れない冠城から事情を聞いた社美彌子は、甲斐峯秋に頼み、冠城を特命係に異動させて自身から遠ざける。
・一方、ヤロポロクを名乗る手紙が社美彌子のもとに届く。
守護神
劇場版Ⅳ・マーク・リュウ(鹿賀丈史)が国際的犯罪組織の捜査のため来日する。社美彌子は、彼の内調時代の知人であり、日本での捜査活動の支援を特命係に依頼する。
劇場版
S15-10
帰還
・黒水警察署で警察官の連続失踪事件が発生。警視総監・四方田(永島敏行)の様子に疑念を抱く社美彌子は、黒水署の欠員を埋めるため臨時異動となった特命係と、黒水署の不祥事を調べる大河内監察官(神保悟志)と協力し、警視総監の8年前の秘密にたどり着く。
S15-最終
悪魔の証明
・社美彌子の私物のパソコンがハッキングされる。やがて娘マリアの写真が週刊フォトスにスクープされ、マリアの存在が警視庁に知られる。
・娘の容姿等から、亡命したヤロポロクとの関係を警視庁上層部に問い詰められる。
・甲斐峯秋(石坂浩二)の力を借り、ある方法で切り抜けた。
悪魔の証明
S16-1
検察捜査
・特命係の違法捜査を検挙したい検察官・田臥(田辺誠一)から、冠城亘について尋ねられる。田臥の追及をかわし、このことを特命係に連絡するなど、特命係をかばう行動を見せる。
S16-10(元日SP)
サクラ
・マリアの出生の秘密をネタに、ある事件の報道発表の内容を改変するよう脅される。
・事件は特命係により解決する。杉下右京に「特命係がいようといまいと犯人の要求にしたがわなかったはず」と言われたことがうれしかったのか、別れた後にほほえむ(かわいい)。
S16-13、14
いわんや悪人をや
・ヤロポロクから再度手紙が届く。
・ヤロポロクが日本に居る可能性が浮上し、独自に探す。
S16-最終
容疑者六人~アンユージュアル・サスペクツ
・週刊フォトスの記者・風間楓子(芦名星)がエスカレーターから転落する事案が発生。
・転落現場で彼女の背後に立っていた、社美彌子を含む警察幹部5名と青木年男(浅利陽介)が容疑者となる。この事件はインターネット上で話題となり、たちまち6名の個人情報がさらされる。社美彌子には「ロシアンスパイの情婦 子持ち課長」というキャッチコピーが添えられている。

広報課長編②:内閣情報官へ(season17~20)

season19では、政治家や官僚と癒着するIT長者・加西周明(石丸幹二)と、その存在を消したい内閣情報調査室の謀略が絡む殺人事件に特命係が挑みます。事件の背後には、内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)の存在がありました。

この戦いでの立ち回りにより、社美彌子は内閣情報官のポストをつかみます。

主な登場回概要
S17-最終
新世界より
・世界的パンデミックの阻止に警視庁が挑む回。
・衣笠副総監から保秘徹底を指示された社美彌子は、デマや混乱を防ぐためこちらから情報発信して情報を統制すべきだと進言する。しかし、政府の意向を重んじる衣笠に聞き入れてもらえない。
・パンデミックは阻止されたが、社美彌子は政府による世界的危機の隠蔽があったことを週刊フォトス・風間楓子(芦名星)にリークする。このネタ元として、なぜか特命係が衣笠に疑われてしまう。
S18-1、2
アレスの進撃
・冠城亘から、ロシア語の翻訳を固定電話で依頼される。北海道警の管轄地での行動が問題になっている特命係の身を案じ、電話番号の情報を道警に伝えた。
S18-最終
ディープフェイク・エクスペリメント
・社美彌子にとって古巣の内閣情報調査室の職員・柾庸子(遠山景織子)や彼女が所属するカウンターインテリジェンスセンターについて、特命係に情報提供する。
・後に杉下右京は、早い段階から社美彌子は事件の全容を知っており、特命係が真相にたどり着くよう誘導していたのではないかと尋ねるが、社美彌子は答えない。
・社美彌子にコントロールされていたと知り、プンスカ怒る杉下右京。杉下右京をだしぬいたことが嬉しかったのか、帰り道に一人でほほえんでいる(かわいい)。
S19-1、2
プレゼンス
女性警察官・出雲麗音(篠原ゆき子)とIT長者の加西周明(石丸幹二)の初登場回
・出雲の銃撃事件を特命係に解決させることを条件に、彼女を捜査一課に配置するよう衣笠副総監に願い出る。
・週刊フォトスで社美彌子率いるKBG(警視庁ガールズボム≒女性警察官の集まり)の会合が特集される。
S19-11(元日SP)
オマエニツミハ
・捜査一課の伊丹と芹沢が、追跡中の人物を死なせる。この人物は直近で発生した鉄パイブ殺人事件の被疑者であったが、その件を報じなかったため、記者クラブから隠蔽を疑う声があがり、中園参事官が槍玉にあげられる。
・社美彌子は広報課長として記者クラブは抑えることを約束するが、内村刑事部長らに嫌味を言う。
S19-19、最終
暗殺者への招待
・S19-2にて、出雲の銃撃事件の首謀者でありながら逮捕をまぬがれたIT長者・加西周明(石丸幹二)。背景には、上からの指示を受けた警視庁副総監・衣笠(杉本哲太)の鶴の一声があった。
・その加西を警察で暗殺者から警護することとなり、悔しさをにじませる出雲。社美彌子はそんな出雲をなぐさめる。
加西を立件できれば衣笠を糾弾するチャンスになると考えた社美彌子は、特命係に協力する。
S20-1~3
復活
内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)と特命係の戦いに巻き込まれた甲斐峯秋を守るため、敵方と裏で交渉する。この働きにより鶴田の力で内閣情報官に内定する。
・鶴田が出頭したことにより人事は白紙になるかと思いきや、衆議院議員・鑓鞍兵衛(柄本明)を味方につけて実現した。

内閣情報官時代(season20~)

主な登場回概要
S20-11(元日SP)
二人
与党政調会長の袴田(片岡孝太郎)を排除するため、警視庁に有力な情報提供を行い、特命係に袴田を追い詰めさせる。
S20-19、最終
冠城亘最後の事件
・恩人である鑓鞍兵衛の危機に関わる情報を、公安調査庁に先に入手されてしまう。
・冠城亘とマリアのパパ活疑惑の中傷ビラが警察内に出回る。二人を呼び出すも、冠城亘の態度に震えるほどの怒りを見せる。
・公安調査庁の差し金で送り込まれた週刊誌の記者がマリアに接触し、父親の情報を与えようとする。権力でその記者をつぶそうとする社美彌子を冠城が諌める。
S21-1
ペルソナ・ノン・グラータ
・親善目的で来日した亀山薫を含むサルウィン使節の一行。その家族らが搭乗する後発の航空機に爆破予告が行われた。杉下右京は社美彌子を直接訪ね、乗客に危険人物がいないかどうかの調査を依頼する。
・内調のトップとなった自身を気軽に利用する杉下右京に不快感を抱き、甲斐峯秋に苦言を呈する社美彌子。しかし、その甲斐峯秋からもしょうもない頼み事をされる。
・さらに杉下右京から追加で、今度は社美彌子が不快にならないよう(?)鑓鞍兵衛を使い頼み事をされる。
S21-11(元日SP)
大金塊
・かつて特命係が追い詰めた袴田議員(S20-11)の犯行を裏付ける音声データを、警視庁のサーバから削除し、袴田に恩を売ろうとする社美彌子
・しかし土壇場で青木年男に裏切られ、データが杉下右京の手に渡る。袴田はついに任意同行され、社美彌子の計画は徒労に終わる。
S21-20、最終
死者の身代金
・元警察庁長官官房室長・小野田公顕(岸部一徳)を含む計13名の遺骨を取り戻すため、2代目相棒の神戸尊の指揮で、特命係が捜査を開始。
・社美彌子は、なぜ今も小野田公顕がこれほど人を動かすのかに興味があり、神戸尊に会ってその理由を尋ねる。
・小野田の遺骨が再び墓に納められ、甲斐峯秋と一緒に墓参りに訪れた社美彌子は、亀山夫妻と初めて対面する。
S22-1、2
無敵の人
・「微笑みの楽園」に関する御法川公安部長(田中美央)と衣笠副総監の動きを不審に思った社美彌子は、青木を使って調査を開始。しかし、公安部長の手配により自宅前で銃撃され負傷する。これを機に甲斐峯秋に特命係を焚き付けてもらい、特命係に事件の全容を解明させた。
・事件の裏では、公安部長の不正を衣笠が共に隠蔽している事実が認められたが、衣笠より上は見逃すことで手打ちとし、衣笠に貸しをつくった
S22-10(元日SP)
サイレント・タトゥ
・甲斐峯秋の孫・結平(森優理斗)の学芸会を、娘のマリア(土方エミリ)とともに観覧する。
甲斐峯秋の事実上の義娘・笛吹悦子(真飛聖)の救出に協力し、ヤロポロク問題での借りを返す。
S22-19、最終
トレードオフ
・杉下右京と社美彌子を恨む鶴田翁助(S20-1~3)。
・鶴田の助言を受けた内閣官房長官・武智(金田明夫)の策略で、社美彌子は部下に裏切られ杉下右京のフェイク動画を生成した犯人に仕立て上げられる。
S23-1、2
警察官A
・内閣支持率が下がる中、総理の盟友であり汚職の噂が多い議員が殺害される。社美彌子は、自身を内閣情報官に登用することを認めてくれた総理大臣・藤原(柴俊夫)のため、内閣危機管理監のポストを手土産に衣笠を抱き込み、余計な詮索をしないことや特命係の阻止に協力させる。
・自生党の政権交代を危惧する幹事長の利根川(でんでん)からも、支持率を回復させるための策を授かる。
S23-9(元日SP)
最後の一日
・甲斐峯秋と共に、カジノ誘致に積極的な自生党の議員・伊地知(石丸謙二郎)の忘年会に参加する。
S23-18、19(最終話)
怪物と聖剣
・匿流事件の対策本部に現れる。特命係をある都議の自宅が含まれるエリアの捜査に当てるよう根回しをした様子がうかがえる。
・一岡(片桐仁)の取り調べの様子を撮影した動画を彼の支持勢力に見せて回り、一岡を失脚させる。
怪物と聖剣
S24-1、2
死して償え
・検事総長の臥龍岡詩子(ながおか・うたこ/余貴美子)に頼まれ、彼女と特命係を引き合わせる。すると、田埜井肇(菅原卓磨)の死刑執行の手続きが急に進み始める。
・特命係が事件の真相を突き止めて田埜井の冤罪を証明したことで、社美彌子は法務大臣のサインを間一髪で止めた。
S24-10元旦SP
フィナーレ
・和歌山県内の絶海の孤島「聖島」の高級ホテルで、甲斐峯秋が毒により意識不明となる。
・ヘリでの臨場が求められるなか、悪天候につき対応に消極的な和歌山県警。一方、峯秋が滞在するホテルには警視庁のいつメンも集合しており、無視できない状況の衣笠は「それなら警視庁でヘリを飛ばす」と提案するが、プライドと縄張り意識で和歌山県警は固辞する。
不毛な会議を見せられ、しびれを切らした社美彌子が「内閣情報調査室でヘリを手配する」と言い出したことで、両警察がようやく団結し、和歌山警察のヘリが飛んだ。
・なお、甲斐峯秋が生きているのは、犯人が毒の致死量を間違えてくれたからだと言い、毒殺に謎の心得がある社美彌子ならではの視点から、杉下右京にヒントも与えた。

社美彌子の最終目標

華々しい出世の道を歩む社美彌子。

特命係の手柄を横取りしたりと、今の地位でも権力の拡大を目論んでいるようにみえます。

一方で、他の警察官僚とは違い、組織の面子にはそこまで興味がない様子も見せます。

たとえば、警察が政府と一緒にパンデミックの隠蔽を行ったとき、このことを週刊フォトスに密かにリークしたことがありました(S17-最終「新世界より」)。

いったい彼女はここから何を目指すのでしょうか。

作中で社美彌子は、自身のこれからの目標について断片的に語っています。

内閣情報官は社美彌子にとって通過点?

広報課長時代のseason19では、社美彌子を筆頭とする女性警察官とのKBGの会合が取り沙汰されるなか、第11話で冠城亘から「女性初の警視総監を目指している」と指摘された社美彌子。去り際に「私の野心は警視総監なんてちっぽけなものではない」と返しています。

また、内閣情報官に就任後のseason22第2話「無敵の人」では、真実を追及せず衣笠をはじめとする警察上層部に恩を売ることを選んだ社美彌子を、杉下右京と亀山薫が非難します。その際に社美彌子は「内調のトップなど通過点でしかない」「全国30万人の警察官のトップに立ってこそ、この国を真の意味で守れる」と真剣な表情で返しています。

官僚が最優先すべきは「国益」

season23では、特命係が追っている都知事・一岡(いちおか/片桐仁)について情報を入手するため、社美彌子が特命係をたずねてきます。

もし一岡が次の総理大臣となれば、社美彌子は内閣官房の官僚の一人として彼に仕えなければならない身。

杉下右京は社に「(たとえ一岡が総理大臣になっても)考えようによっては(今の社美彌子の立場から)内閣官房をコントロールできれば、総理大臣以上の権力を手に入れられる」と言います。

杉下右京が言いたいのは、「たとえ一岡が総理になっても、今の立場から内閣をコントロールできれば社美彌子のやりたい放題じゃん(そういうの得意ですよね?)」って意味だよね?

そう思う。

この言葉には、「特命係に来てまで調べたいことって、どうせまた相手がコントロールできそうな人物(弱みのある人物)かどうかじゃないの?」というニュアンスがあるだろうね

しかし社美彌子は、自分が権力を握ることに興味はなく、官僚が最優先すべきは「国益」であると話します。

これを聞いた杉下右京は、彼女が何か狙いがあるわけではなく、純粋に一岡が国益に適う人物かどうかを確かめにきたことに納得し、資料を渡します(S23-最終)。

杉下右京も納得しているし、「日本にとって利益になるかどうか」が社美彌子の今の行動理念になっていることは間違いなさそうだね

社美彌子が目指す最終ポストの予想

社美彌子の「全国30万人の警察官のトップに立ってこそ、この国を真の意味で守れる」という言葉をそのまま受け取るなら、かつての甲斐峯秋よりも上の「警察庁長官」のポストが考えられます。

ちなみに現実世界で警察庁長官に就任した女性はまだいません。

また、「社美彌子の立場で内閣官房をコントロールできれば、総理大臣以上の権力を手に入れられる」という言葉が伏線となり、現在のポストから要職の人物を操り、理想を叶えることも考えられます。

相棒では過去に、内閣情報調査室のナンバー2のポスト(内閣審議官)の立場で、政治家の弱みを握り、内閣の人事を掌握しかけていた例があったからね…(S16-10「サクラ」)

弱みを握っている衣笠を、あえて自分の上のポストに推挙しようとしたのってそういう…?(S23-1「警察官A」)

そして今、現実世界では高市政権下で、国家情報局の新設が進められています。

いま日本の情報機関は、内閣情報調査室、警察庁、外務省、公安調査庁などに分散していますが、この国家情報局ではこれらの情報を集約するそうです。

現実と相棒の世界はリンクするところも多いので、社美彌子がこの新設機関の初の局長という展開も見てみたい!

天野是清への恩返しは実現するか

社美彌子には、いつか恩返しをすると本人の前で誓ったものの、まだそれを達成できていない人物がいます。

season13第1話で、社美彌子のキャリアを守るために罪を犯した、元上司である元内閣情報調査室室長の天野是清(羽場裕一)です。

正確にいうと、連続殺人計画の一部を社美彌子のために急きょ変更し、それが原因で捕まってしまったんだよね

天野は合計4人に対する殺人事件(教唆3件、実行1件)を起こしています。おそらく極刑でしょう。

天野は、スパイ大国と揶揄される日本の現状を変えていくことに強い信念を持っており、自ら計画した連続殺人もまた、国の情報を外国のスパイに売った”国賊”への制裁でした。

8年後のseason23最終話で「国益」という言葉を使った社美彌子ですが、果たして天野に何らかの恩返しをする日はくるのでしょうか。

天野の登場回は、「ファントム・アサシン」と「悪魔の証明」になります。

天野への恩返しといえば、スパイ防止法を成立させることかな?

それなら、相棒の世界で改正通信傍受法を成立させた片山先生と社美彌子の共闘展開も熱いね…

それはさすがに俺らが観たいだけじゃん…!

社美彌子の出世を支えた男たち

社美彌子は、要職の男たちを次々と味方につけて出世を果たします。

ここからは、社美彌子の出世をアシストした男たちを紹介します。

天野是清(あまの・これきよ)

天野是清(あまの・これきよ)/演:羽場裕一

この項目は、下記の回の重要な内容を含みます

・S13-1:ファントム・アサシン

内閣情報調査室室長。当時の社美彌子の直属の上司である。

season13第1話において、スパイであるヤロポロクに国の情報を売っていた日本人7名の連続殺人を計画し、実行に移す。

その計画は、まず1人に殺人を命じて実行させ、その実行者を次のターゲットにして次の殺人を命令し、順番に消し去っていくというものであった。

ところが、3名まで実行したところで、特命係の捜査により、残されたターゲットを警視庁が昼夜を問わず見張るようになってしまう。

そのため、天野は保護の名目で全員を呼び出し、一カ所に集めて残りの計画を遂行しようとした。

社美彌子については、天野が一連の事件の首謀者ではないかと疑いを持ち始めていたため、機会を見て天野を説得するつもりで天野に合流した。追跡していることを社美彌子に見抜かれた特命係も同行している。

そのような中、天野のターゲットの一人である衆議院議員の下山秀和(五代高之)が社美彌子の顔を見て、彼女がヤロポロクとプーケットのリゾートホテルで仲睦まじく過ごしていた女性であることを思い出す。

浮かれすぎだろ!

下山は社美彌子に揺さぶりをかけ、「白を切るなら僕のルートで調べさせることもできる」と脅す。

その場面を、天野が目撃してしまう。

下山の話が表に出れば、内閣情報調査室の職員が他国のスパイと繋がっていたとして大問題になる。当然ながら、社美彌子のキャリアはここで終わってしまう。

天野は、社美彌子が自分よりも警察庁にとって有益な人材だと認識していた。

加えて天野は、自身の年齢からキャリアの限界も感じていた。

そこで自分よりも有望な社美彌子の将来を守るために、下山を直接殺害したのであった。

拘置所で面会した際、天野から「あんな下衆野郎のために君(社美彌子)のキャリア人生が終わってしまうのは忍びなかった」と打ち明けられる。

下山を含む国賊を、自身は手を下さず殺害することが天野室長の目的でしたが、特命係が現れたことにより、計画を中断しなければならなくなりました。しかしモタモタして、下山が動き始めたら取り返しがつかなくなるため、やむなく自らの手で下山を殺害したのでした。

いくら社美彌子が優秀でも、「国賊」を憎んで消してきた天野室長だからこそ「社美彌子を許せない!」とはならなかったのかな?

作中で語られていないため推測になりますが、おそらくこれまでの社美彌子の働きぶりから、彼女の内面も信頼していたのでしょう。

また、天野が「ヤロポロクと一緒にいたって本当?」と本人に確認もせず行動に移したのは、天野はすでに社美彌子の様子から、ヤロポロクに恋愛感情を抱いているという疑いを持っていた可能性があります。

もしそうであれば、彼が下山を殺害したのは、社美彌子の将来を守ることと、もう一つ、彼女に恩義と責任を感じさせることで、社美彌子が心情的に国を裏切ることが絶対にできないようにすること、平たくいえばヤロポロクへの恋を諦めさせることが、天野の目的だったのではないでしょうか。

天野に対し、社美彌子は「いつか返せる時が来たら御恩返しをする」と伝えている。

天野室長への最高の恩返しは、天野室長の志を受け継いで、スパイ大国と揶揄される国の現状を変えていくことでしょう。しかし、社美彌子が出世の先に具体的に何を成し遂げようとしているのかは、現状では明かされていません。

この件で、天野室長が歩みたかった道を託されたように感じているのかなあ…

ちなみに、社さんのために殺人を犯した男はもう1人います

甲斐峯秋(かい・みねあき)

甲斐峯秋(かい・みねあき)/演:石坂浩二

この項目は、下記の回の重要な内容を含みます

・S15-最終話:悪魔の証

・S22-1、2:無敵の人

・S22-10:サイレント・タトゥ

甲斐峯秋は、警察庁次長から、甲斐享の件で警察庁長官官房付きに降格した、警察キャリアである。

これまで何度も社美彌子の味方をしてきた冠城亘でさえ、「もし(特命係と)二者択一になったら甲斐さんを救う方を選ぶ」と宣言されるほど、社美彌子は甲斐峯秋推しである。(S20-2)

このような関係になった理由は、甲斐峯秋が、ヤロポロク問題で多大なリスクを冒して社美彌子を守ったからである。

season13

警視庁総務部広報課長の着任日、社美彌子から警察庁次長・甲斐峯秋に挨拶の電話連絡を入れる。その際、甲斐峯秋は「君には期待している」「女性はもっと要職に就くべき」「支援を惜しまないから何かあったら遠慮なく言ってきたまえ」などとエールを送っている。(S13-1)

season15

冠城亘を広報課から特命係に異動させるため、甲斐峯秋に力添えを乞う。甲斐峯秋は息子の件で、当時とは立場が違うものの、宿敵・衣笠副総監に頭を下げて協力を依頼する。(S15-1)

season15最終話では、ヤロポロクとの娘・マリアの存在が、週刊フォトスの記事により表に出てしまう。(S15-最終話)

警視庁上層部に呼び出された社美彌子は、父親については答えたくないと突っぱねる。

社美彌子の態度に腹を立てた内村刑事部長が、マリアの父親は甲斐峯秋ではないかと冗談で中園参事官に言っている。

しかし、ヤロポロクとの疑惑が深まった段階で、再度、警視庁の上層部に呼び出され詰められた時は「ヤロポロクから乱暴された」という告白をする。

そして、当時の被害を裏付ける証言を、甲斐峯秋に行わせた。

season15・最終話の真実

ヤロポロクについての告白までの一連の出来事は、何と社美彌子の自作自演である。

もとは、冠城亘(に罪を着せた青木年男)による社美彌子のPCへのハッキングに端を発したものであるが、社美彌子はこの被害を逆手に取り、警察が今後、マリアについて社美彌子を追及できなくなるよう、警視庁上層部から質問されてやむを得ず被害を告白した格好にするための策であった。

そもそも甲斐峯秋は、この直前まで父親が誰であるかも知らなかったため、甲斐峯秋が警視庁で行った「被害当時に彼女から相談を受けたので被害届を出すよう勧めた」という証言は完全なデタラメである。

息子の件で力を失った甲斐峯秋は、社美彌子に協力して彼女を押し上げる手助けをすることで返り咲こうとしている。

出世のための先行投資とはいえ、甲斐峯秋にとっては大変なリスクです。社美彌子はこの恩をしっかりと感じており、甲斐峯秋を何を差し置いても守ろうとします。

season16

甲斐峯秋と食事の帰りに、衣笠副総監・青木ペア、内村・中園ペアと共に、風間楓子転落事件の「容疑者六人」に含まれる。(S16-最終話)

season20

内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)が、特命係の動きを封じるために甲斐峯秋つぶしを始める。

社美彌子は冠城亘に、「もし二者択一に追い込まれることがあれば、私は迷わず甲斐さんを選ぶ」と宣言し、その後、甲斐峯秋を守るために鶴田翁助と交渉し、特命係が集めた証拠を返却させる。(S20-2、S20-3)

最終的には、ちゃっかり内閣情報調査室のトップである「内閣情報官」のポストを獲得している。

これには甲斐峯秋も驚いており、社美彌子を「侮れない」と評している。

特命係サイドから見れば敵のような立ち回りになってしまいましたが、特命係にちゃんと筋を通しているところや、何よりも甲斐峯秋を優先しようとするところは、義理堅い社美彌子の一面を見れた回でした。

しかし、完全に漁夫の利を狙って動いてましたよね

いやいや、その地位を使って今後は特命係に力を貸してくれるんでしょ

楽しみだなあー

season21

航空機の爆破予告メールが届いたため、杉下右京から社美彌子に調査の依頼が入る。

しかし、社美彌子は内調トップである自身に気安く依頼をしてくる杉下右京に不快感を覚え、甲斐峯秋をわざわざ呼び出し、監督不行き届きであると苦言を呈してしまう。

美彌子…嘘だよな…?

社美彌子は怒りをぶつけた非礼をその場で甲斐峯秋に詫びており、甲斐峯秋も気にしていない様子であったが、社美彌子がとんでもなく高い地位に就いたことを視聴者にそれとなく伝えるための描写であると考えられる。(S21-1)

season22

「微笑みの楽園」に対する公安部の不審な動きに衣笠副総監が絡んでいることを察知した甲斐峯秋が、社美彌子にこのことを伝え、社美彌子が調べ始める。

ところが、社美彌子が動き始めたことが衣笠副総監の耳に入り、公安部長・御法川(田中美央)に対処を命じた結果、社美彌子は銃撃されて腹部に傷を負う。しかし、社美彌子と甲斐峯秋はこの負傷さえも利用し、結託して特命係に事件を解決させる。

結果、公安部長の失脚でことを済ませ、衣笠副総監以上は追及しない形をとることで、宿敵・衣笠に貸しを作る。(S22-1、2)

社さんに失望しました

感じのよくない回が続いた社美彌子だが、第10話では、犯人の罠に嵌められた笛吹悦子(真飛聖)を助けたい甲斐峯秋のために、超イリーガルな措置で特命係による悦子救出作戦をアシストする。

感謝してもしきれないといった様子の甲斐峯秋に対し、「これで甲斐さんへの借りを返せた」と、ヤロポロク問題の解決のためにリスクを冒してくれた恩に報いる。(S22-10)

この時、社美彌子が負ったリスクは国際問題に発展しかねないものであり、当時の甲斐峯秋が負ったリスクよりもはるかに大きいと考えられる。社美彌子が、当時の甲斐峯秋に深く感謝していることがわかる。

子どもの父親に問題を抱える笛吹悦子の境遇に何か感じるところもあったのかもしれません

いずれにしても、人間らしい社美彌子が帰ってきた!

貸し借りを精算したとはいえ、この後も甲斐峯秋とはよく一緒に行動している社美彌子。今後、リスクを負ってまで甲斐峯秋を助ける義理はなくなったのかもしれませんが、親交は続いています。

常盤臣吾(ときわ・しんご)

常盤臣吾(ときわ・しんご)/演:矢野聖人

この項目は、下記の回の重要な内容を含みます

・S15-1:守護神

・S16-13、14:いわんや悪人をや

season15第1話で、法務省の日下部(くさかべ)事務次官の密命により、社美彌子の身辺を探っていた公安調査庁・坊谷一樹を、社美彌子の身を案じて殺害した犯人である。

ヤロポロクを殺害した張本人であり、社美彌子に感謝されることなど絶対にない人物である。

一方、常盤がいなければ坊谷一樹が調査を遂げて、日下部のラインから社美彌子のスパイ疑惑を追及されていた可能性がある。

法務省という警察の力の及ばない場所からの先制攻撃に対する防戦よりも、甲斐峯秋を味方につけて警視庁を返り討ちにするほうが、社美彌子にとって戦いやすかったことは明白である。

そのため、結果的には社美彌子の出世のアシストをした人物の一人といえる。

なお、天野室長に続き、社美彌子のために人を殺めた2人目の人物であるが、天野室長の動機が「国のため」にあったことに対し、常磐の動機は完全に私情である。

傭兵時代に依頼を受けて、日本で匿われていたヤロポロクを亡き者にした際、その部屋で見つけた写真の社美彌子の美しさに心を奪われたというものだ。

社美彌子を探して密かにつけ回したり、その身辺を嗅ぎ回る坊谷の存在に気がつき「社美彌子にとって良くなさそう」という理由で殺害したり、ヤロポロクの振りをして手紙を送ったりと、異常行動をとるようになった。(S16-14)

取調室での社さんの平手打ちは、完全にご褒美でしたね

内偵、犯行、証拠隠滅をワンオペでこなす、かなりヤバいやつです

鶴田翁助(つるた・おうすけ)

鶴田翁助(つるた・おうすけ)/演:相島一之

この項目は、下記の回の重要な内容を含みます

・S20-3:復活~最終決戦

鶴田翁助とは、IT長者・加西周明と癒着していた、内閣官房長官である。

season20

加西周明の暗殺を主導し、その罪を柾庸子に被ってもらう鶴田翁助であったが、特命係の存在が邪魔であった。

そこで鶴田は、特命係の動きを封じるために、特命係の組織上の上長である甲斐峯秋を貶める記事を出すよう、新聞社や週刊誌に手を回す。

社美彌子は、「鶴田翁助VS特命係」の戦いから甲斐峯秋を守るために鶴田翁助と交渉し、証拠品と鷲見(すみ)の身柄を返すよう特命係に命じる。

社美彌子はその活躍の見返りに、鶴田翁助から内閣情報官(内調のトップ)という異例のポストを打診されており、密かにこれを承諾していた。

しかし、鶴田翁助は特命係によって失脚させられた。

その際、鶴田翁助が決めた社美彌子の人事をいったん白紙に戻すべきとの声が上がる。

ところが、この結果を読んでいた社美彌子は、鶴田翁助が特命係に失脚させられた場合に備えて、国家公安委員長・鑓鞍兵衛(やりくら・ひょうえ)に話をつけており、鑓鞍兵衛の援護を受けて、警視庁の広報課長から一気に内閣情報官のポストを手に入れる

現実世界で内閣情報官に就任された方々の経歴を見ると、県警本部長(警視監)や警察庁の局長クラスの要職を歴任していることがわかります。テレビドラマとはいえ、警視庁総務部広報課長(警視正)から就任した社美彌子の人事がどれほど異例であるかがわかります。

season22

鶴田翁助にはその後のエピソードがある。

鶴田は、自身を破滅させた杉下右京と、その特命係を抑える役割を最後まで果たさず、見返りとして与えるはずだったポストだけはちゃっかり手に入れる算段をしていた社美彌子のことを恨んでいた。

season22最終話の「トレードオフ」では、鶴田翁助から「杉下右京と社美彌子は早めに始末したほうがいい」と助言された内閣官房長官・武智淑郎(金田明夫)により、社美彌子が罠にはめられそうになる。

武智は、政治学者の襲撃事件に世間の注目が集まっていることを利用して、杉下右京が武智自身を侮辱するフェイク動画をAIで生成し、その生成の罪を社美彌子になすりつけた。

しかし、武智が殺害されたことで計画は頓挫し、武智に命じられ動画生成を行った社美彌子の腹心の部下・石川も破滅した。

鑓鞍兵衛(やりくら・ひょうえ)

鑓鞍兵衛(やりくら・ひょうえ)/演:柄本明

この項目は、下記の回の重要な内容を含みます

・S20-3:復活

衆議院議員であり、警察を監督する国家公安委員の委員長である。

前述のとおりseason20において、鶴田翁助VS特命係の際、社美彌子が内閣情報官に就任するために活躍した人物である。

甲斐峯秋が言うには、鶴田翁助の失脚後、社美彌子の人事を白紙に戻す話がでた際に、「今こそ女性のトップが求められている」「とやかく言う連中がいるが彼女の愛国心は本物だ」「国家のためには体を張る女性だよ」と言って、反対派を説き伏せたという。(S20-3)

藤原龍一(ふじわら・りゅういち)

藤原龍一(ふじわら・りゅういち)/演:柴俊夫

内閣情報官の任免権を持つのは内閣であり、事実上、内閣総理大臣により決められている。

社美彌子の内閣情報官への道をつくったのは鶴田翁助と鑓鞍兵衛であるが、その登用を認めた内閣総理大臣・藤原龍一もまた、社美彌子にとっては恩人の一人である。

season23では、元国家公安委員長であり現職の衆議院議員である芦屋(並樹史朗)が殺害される事件が発生する(S23-1)。

芦屋は総理大臣の藤原の盟友であるが、裏金など汚職の疑惑もある人物であった。

内閣の支持率は20%を切っており、芦屋について警察やマスコミが調べれば、総理や自生党への批判がさらに高まる可能性がある。場合によっては政権交代もあり得る状況だった。

社美彌子は藤原の意に沿うため、内閣危機管理監という自身よりさらに上のポストを手土産に衣笠を抱き込む

藤原政権にとって不利になるような情報が明るみにでないよう、警視庁の捜査を衣笠にコントロールさせるためだった。

そしてもちろん、特命係も抑え込むよう依頼する。衣笠は「社美彌子のことは嫌いだが」としつつ、これを快諾している。

このあと、自生党は幹事長の利根川(でんでん)の策で政権を維持することができました

しかし、そのキングメーカーを特命係が事実上失脚させていますので、衣笠藤治が約束を果たしたといえるかどうかは微妙な判定ラインです…

今年(season24)も副総監だから、たぶんダメだったんでしょうね

社美彌子の関係者(警察関係)

警視庁上層部

衣笠藤治(きぬがさ・とうじ)/演:大杉連(S15~S16-13)、杉本哲太(S16-最終~)

内村完爾(うちむら・かんじ)/演:片桐竜次

中園照生(なかぞの・てるお)/演:小野了

season15

この項目は、下記の回の重要な内容を含みます

・S15-最終:悪魔の証明

要職の男たちを次々と味方につける社美彌子ですが、その一方で、衣笠副総監をはじめとする警視庁の上層部のことは、階級にかかわらず基本的に眼中にない様子です。

特に内村刑事部長のことはなめ腐っており、season15「守護神」では電話越しに言い負かしている場面もあります。

内村刑事部長も社美彌子を嫌っており、陰で「生意気な女」「女狐(めぎつね)」などと呼んでいます。

警視庁上層部(主に衣笠副総監や内村部長)は、社美彌子のこうした態度について「甲斐峯秋を味方として押さえているから調子に乗っている」と解釈していますが、おそらくこれは少し違います。

season15の最終話では、杉下右京が、社美彌子の自作自演の目的について、マリアという弱点を克服すると同時に「誰が本当の味方かを見極めるためのものではないか」と分析しているシーンがあります。

杉下右京の読みどおりだとすれば、彼女を会議室に呼びつけてその生き様を「ふしだら」と言い放った内村部長や、表面上は穏やかに接しながらも「もう少し可愛らしい受け答えをすればいいものを」など彼女を蔑む心が滲み出ていた衣笠副総監、そして上にただ従うだけ他の幹部たちは、社美彌子に味方として選ばれなかったのだと思います。

内村刑事部長だけ、S15-1の時点で明らかになめられているんですが…

警視庁にきて2年経ってるからね

「この人やば…」ってなることがあったんでしょ

season17

最終話「新世界より」では、感染すれば24時間以内に死に至るウイルスがばら撒かれ、世界的なパンデミックが予測される事態となります。

しかし、衣笠副総監は内閣官房と話し合い、この情報を一切報道しないことを決め、その旨を広報課長の社美彌子に指示します。

社美彌子は、誤った情報が拡散するよりも正確な情報を適切なコントロール下で伝えるべきだと進言しますが、衣笠副総監は「これは命令だ」と聞く耳を持ちません。

その後、パンデミックの危機を政府が隠蔽した疑惑を詳細に報じる記事が週刊フォトスに掲載されます。特命係がネタ元ではないかと疑われ、衣笠副総監に呼び出されていますが、犯人は社美彌子でした。

season19

season19「オマエニツミハ」では、伊丹と芹沢の失態を刑事部が隠蔽したとして、記者たちが会見で中園参事官を厳しく追及します。

広報課長である社美彌子は、内村部長と中園参事官の2人を前に、記者クラブ所属のメディアは広報課が抑え込むことを約束しますが、一方で「隠蔽が事実ならお二人にもけじめを付けていただくことになるかも」「警視庁も多少は風通しを良くしないと加齢臭が充満していますから」と言います。(S19-11)

男のニオイ、2024年だったら炎上してたね…

杉下右京(すぎした・うきょう)

杉下右京(すぎした・うきょう)/演:水谷豊

真実を明らかにしたい杉下右京と、出世のために特命係の味方となったり、時には裏で暗躍して特命係の捜査の邪魔をする社美彌子の関係は、非常に複雑です。

一方、社美彌子の行動原理は単純な出世にあるのではなく、彼女なりの正義や、娘・マリアや、マリアのことで大きな恩のある甲斐峯秋を守るための行動でもあり、杉下右京もそのことは理解しているようです。

社美彌子の複雑な事情を含めて、杉下右京もまた、彼女を時に助け、時には彼女の野望を結果的につぶしながら、対等に渡り合っています。

冠城亘(かぶらぎ・わたる)

冠城亘(かぶらぎ・わたる)/演:反町隆史

season14から登場した、特命係の4代目相棒です。

特命係として行動する時は、社美彌子にとって都合のよい振る舞いばかりもできないものの、要所では、社美彌子に害をなすことはせず、味方につくことを選んでいます。

season15

season15の第1話において、冠城亘は広報課の巡査として社美彌子の部下となります。

わずかな期間であるが、この時は社美彌子から特に用もなく食事に誘うなど、社美彌子が気を許している様子がうかがえます。

警視庁内で、二人が男女関係にあるという噂が立っていますが、そうした関係ではありません。

二人は学年でいうと同い年です。大卒後、官僚という道を選んだという点で通じるものがあるのかもしれません。

ところがある日、冠城亘は法務省の日下部彌彦(榎木孝明)から、社美彌子の身辺を探るよう密命を受けます。

どちらも裏切れない冠城は、社美彌子に状況を説明し、彼女から離れるため自分を特命係に異動させるよう社美彌子に願い出ます。

season18

元東亜ダイナミクス社長の桂川(村上新悟)が殺害された事件で、彼と内閣情報調査室の職員・柾庸子(遠山景織子)の親密な様子の動画が次々と見つかります。

内閣情報調査室に関する情報を特命係に提供していた社美彌子ですが、内閣情報官・栗橋東一郎(陰山泰)から不意に特定秘密保護法による守秘義務の対象となる情報を得てしまい、これによって特命係にうかつに情報提供ができなくなりました。

このとき、社美彌子が口にした「私としたことが」に冠城亘が反応します。

冠城亘が言うには、杉下右京や社美彌子のこの言葉選びは「自分が優秀である」という前提に立っており感じが悪いとのこと。これを聞いた社美彌子と杉下右京の二人は顔を見合わせます。(S18-最終)

なんで突然こんなことをいい出したんだろう……

season20-19、最終「冠城亘最後の事件」

冠城亘と娘のマリアが、自分を飛び越えて親しくしていることを良く思わず、2人を呼び出して苦言を呈する社美彌子。その際、調子に乗った冠城亘がマリアを真似て社美彌子を「ママン」と呼ぶと、かつてないほどの怒りをみせる。

震えるほど怒っていました…

その後、冠城亘は、かつての上司である日下部彌彦にスカウトされ、警視庁を退職して「公安調査庁」に契約職員として入庁することを決める。

公安調査庁とは法務省の外局であり、社美彌子の内閣情報調査室とは同じ情報機関として、ライバルのような関係にあたる組織である。

甲斐峯秋によれば、社美彌子も冠城亘の選択は寝耳に水だと話しているという。

冠城亘が日下部の元へ戻った真意は明らかにされていない。

しかし状況からして、いまだに公安調査庁から狙われている社美彌子・マリア親子を守るためと考えられる。

社美彌子が内閣情報官に就任したことは、公安調査庁にとっておもしろくありません。

社美彌子は公安調査庁の不要論者であるばかりか、数年前までスパイ疑惑があるにもかかわらず警察が追及しなかった人物です。その社美彌子が、かつて公安調査庁の局への格下げを提案した鑓鞍兵衛と組み、ライバルの内閣情報調査室のトップに就任したのですから、公安調査庁には彼女をマークしない理由がありません。

しかも今回、公安調査庁の差し金でマリアに近づいてきた記者一人のせいで、社美彌子が大いに取り乱すところを冠城亘は目の当たりにしたばかりです。単純に放っておけないと感じたのでしょう。

冠城亘は自身以外にも、青木年男を内閣情報調査室に推薦することで、社美彌子側の情報収集もしやすくしたと考えられる。

素朴な疑問なんだけど、社美彌子はなんで冠城亘のことを好きにならないの?

スパイじゃないからでしょ

「ママン」呼びでガチギレさせたから、もう駄目なんじゃないかな…

season23

特命係による取り調べ中、「自分には強力なバックがいる」と息巻く都知事の一岡(片桐仁)。

その動画を、杉下右京は社美彌子のいる内閣情報調査室に匿名で送る。

社美彌子は浦神鹿(毎熊克哉)の意向を確認した後、一岡の支持者であった政財界の大物たちにその動画を見せて回った。これが功を奏し、一岡は孤立。罪を受け入れざるを得ない状況となった。

なお、社美彌子が秘密裏に起こしたこれらの行動は、「公安調査庁のある情報筋」から杉下右京に筒抜けであった。

それを聞いた社美彌子は、すぐに相手を察知し「おしゃべりな男…」と呆れている。(S23-最終)

青木年男(あおき・としお)

青木年男(あおき・としお)/演:浅利陽介

season15

社美彌子に届いた不審な郵便物について、当時、青木年男(当時、サイバーセキュリティ対策課)に分析を依頼したことで顔見知りとなる。(S15-1)

現物の郵便物は青木の専門分野ではないが、冠城亘が社美彌子に「調べ物なら青木に任せれば早いし確実だ」とアドバイスをしていたため青木が選ばれた。

実際のところ、青木の調査は丁寧であり、冠城の言ったとおりであると社美彌子は青木を褒める。

しかし、褒められた青木が社美彌子に握手を求め、手を握ったまま「お近づきになれて光栄です」「美しく聡明と聞いていたが想像以上」などと言い出したため、社美彌子は若干うっとうしそうな表情を見せる。

女性との適正な距離感を知らなさすぎでは…

ほめられて嬉しかったんやろなあ

・season15の最終話では、青木が特命係への復讐(と個人的な趣味)のために、冠城亘のパソコンを踏み台にして社美彌子の個人PCに侵入する。翌日、侵入の可能性に気づいた社美彌子が、青木の仕業とは知らず青木に相談をし、それがきっかけで、警視庁を揺るがす大騒動を巻き起こす。

結局、青木の犯行であることは杉下右京が勘づいたのみで、公にならなかった。

season16

風間楓子がエスカレーターから転落した現場に居合わせ、青木年男と共に社美彌子も「容疑者六人」の一人になる。(S16-最終)

この時、社美彌子は青木年男と共に風間楓子に付き添って病院に行っている。

社美彌子の目的は、この件を記事にしないよう風間に因果を含めることにあった。

しかし、青木年男がついてきたことは誤算であった。

痛々しい姿の風間に、青木が不快な言葉を投げかけるため、社美彌子は目的を達することができなかった。

社美彌子は青木年男に「よしなさい、つまらない挑発は」と叱りつけている。

season20

・season20第19話で、冠城亘と社マリアのパパ活疑惑の中傷ビラが各所にバラまかれる。

しかし社美彌子は、土師太(松嶋亮太)を使って青木のPCにバックドアを仕掛け、この中傷ビラの作成者が青木であることを突き止める。

図らずもseason15のPC侵入を、だいたい同じ方法でやり返した形になっています。

この件で、青木年男はついに衣笠副総監を怒らせて見放される。

このことから、冠城亘は社美彌子に「手元におけば役に立つ」と青木を推薦したらしく社美彌子が内調で引き取っている。

season21

第11話「大金塊」では、社美彌子が衆議院議員・袴田茂昭(片岡孝太郎)をコントロール下に置くために、ある事件の証拠の音声データを、警視庁のシステムに侵入して盗んでいたことが判明する。

しかし、ややこしい男・青木年男の裏切りによりデータが杉下右京の手に渡ったため、袴田は検挙され、社美彌子の行動はすべて無駄になった。

season22

第1話「無敵の人」では、社美彌子の指示で「微笑みの楽園」について調査していた青木と特命係が現場で鉢合わせる。

青木はいつもの調子で内調の動きを特命係にべらべらしゃべるが、結果的に社美彌子の思惑どおりに特命係が動いたため、青木をうまくコントロールできるようになったようである。

亀山薫(かめやま・かおる)

亀山薫(かめやま・かおる)/演:寺脇康文

社美彌子と出会うのは、season21から特命係への「復帰」後となります。

season21 死者の身代金

小野田公顕(岸部一徳)を含む計13名の遺骨が盗まれた事件が解決したため、甲斐峯秋とともに小野田の墓参りに訪れる社美彌子。

そこで偶然、亀山夫妻と初めて対面する。社美彌子はジャーナリストである美和子に、今度は内調のために記事を書いてほしいと声をかけるが断られる。(S21-最終)

season22 無敵の人

事件解決後、不正の隠蔽に加担した衣笠副総監を追及しないことで手打ちとした社美彌子。

「組織とは簡単ではない」と答える社美彌子に、亀山薫は「自分の出世を絡めるから組織がややこしくなる」と持論を説く。(S22-2)

神戸尊(かんべ・たける)

神戸尊(かんべ・たける)/演:及川光博

2代目相棒。現在は警察庁長官官房付きとして警察に残っている。特命係は辞めたが警察は一度も辞めていない唯一の人物。階級は警視に戻っている。

season21 死者の身代金

警察庁長官官房室室長であった小野田公顕(岸部一徳)を含む計13名の遺骨を取り戻すため、神戸尊の指揮で特命係による捜査が始まる。

社美彌子は、なぜ今も小野田公顕がこれほど人を動かすのか興味を持ち、神戸尊に個人的に連絡をとる。また、神戸と「お近づきになりたかった」とも話す。(S21-20,最終)

出雲麗音(いずも・れおん)

出雲麗音(いずも・れおん)/演:篠原ゆき子

season19

社美彌子率いる女子軍団(週刊フォトスによればKBG)のメンバーの1人。

銃撃された後の彼女の人事について、衣笠副総監に、彼女の意向に沿うものにして欲しいと直談判している。

なぜそこまでするのか特命係に尋ねられた際、優秀である出雲礼音に目をかけていることと、男女問わず「傷物になった人材」をやんわり排除しようとする警察の伝統を変えたい気持ちがあることを話している。(S19-1)

石川大輔(いしかわ・だいすけ)

石川大輔(いしかわ・だいすけ)/演:林泰文

この項目は、下記の回の重要な内容を含みます

・S22-19、最終話「トレードオフ」

石川大輔とは、広報課時代からの社美彌子の部下である。

劇場版Ⅳ

広報課長・社美彌子の部下として劇場版Ⅳから登場する。

劇場版Ⅳのストーリーは2016年9月のものであり、時系列としては、season15第1話で冠城亘が特命係に異動した後の間もない時期にあたると考えられます。

タブレット端末を抱えて社美彌子について回り、秘書のような役割をこなしている。

season16

第10話「サクラ」では、石川の職務への誠実さと、社美彌子に偏見をもたずに仕える公正な姿勢がわかる回となった。

ある少年による銃撃事件の捜査中、公安部から広報課宛てに報道発表用の原稿が送られて来る。しかし、原稿の内容は、少年が素行不良者であるような印象を世間にあたえる内容であった。

課内のミーティングの席で、石川は社美彌子に「捜査段階でありながらこんな憶測を発表していいのか」と強い口調で意見を述べている。

石川の懸念どおり、その内容は憶測どころかデタラメで、ある少年の印象操作をして世間の目を真実に向けさせないためのものであった。

その後、原稿を無視した社美彌子に圧力をかけるため、社美彌子が外国人スパイと通じていたことが新聞で報じられる。

その翌朝、出勤した社美彌子に対して全員が疑惑の視線を浴びせる中、石川だけがいつもどおりに彼女に声を掛けている

season20

社美彌子が内閣情報官に就任してからも、広報課時代と同様、社美彌子の秘書のように彼女についている。

状況からして、社美彌子が石川を引き抜いたと考えられる。

第11話「二人」では、社美彌子が警視庁の捜査本部のスクリーンをジャックして、オンラインで捜査本部に重要な情報を提供するシーンがある。

この時、石川が捜査本部に待機している様子が見られることから、おそらく社美彌子の執務室と警視庁を繋ぎ、スクリーンのカーテンオープン等の段取りをしたのは彼である。

season21

第11話「大金塊」では、ストーリー終盤で社美彌子と共に登場する。

社美彌子が警視庁から奪ったデータが、内部の人間により持ち出された可能性があることを社美彌子に報告する。

社美彌子は犯人に見当がついており、徒労に終わったこの件を忘れることにする。その決定を聞きながら、石川は恭しく頭を下げている。

season22

第19話、最終話の「トレードオフ」では、内閣官房長官・武智淑郎(金田明夫)に唆され、出世と引き換えに、杉下右京が武智を侮辱するフェイク動画を生成する。そして、その生成の罪を社美彌子になすりつけようとした。

武智が殺害されたことで絶望し、特命係と社美彌子に暴言を吐いて襲いかかるが、亀山薫に取り押さえられる。

石川くん・・・どうして

石川はなぜ社美彌子を裏切ったのか

内閣官房長官・武智が石川大輔に近づき唆した理由は、season20で社美彌子が鶴田翁助(相島一之)の恨みを買ったことにあった。

つまり、石川の裏切りは、社美彌子にとって因果応報ともいえる。

しかし、なぜ石川が武智の誘いに乗って社美彌子を裏切ったのかは、はっきりとは説明されていない。

石川は、特命係と社美彌子の前で「力のある奴(武智)を頼って出世するのも立派な処世術」と話しており、「ヤツ」呼ばわりしていることから武智に心酔していた訳ではなさそうである。社美彌子と共に自身も出世する中で欲が生まれたのか、あるいは、これまで要職の人物を味方にして出世してきた彼女のやり方に影響を受けてしまったのかも知れない。

広報課時代は、社美彌子が道を間違えそうな時は石川が意見することもある間柄でした。しかし、社美彌子が内閣情報官に就任してからの二人の様子をあらためて振り返ると、若干、距離があるように思えます。

衣笠副総監が予言したとおり、上ばかり見て足をすくわれたってことか…

season22第1話で、衣笠副総監が社美彌子について「敵を増やして足をすくわれなきゃいいけど」と、石川の裏切りを予言しているシーンがある

社美彌子の関係者(その他)

風間楓子(かざま・ふうこ)

風間楓子(かざま・ふうこ)/演:芦名星

この項目は、下記の回の重要な内容を含みます

・S15-最終話「悪魔の証明」

season15

最終話で、マリアの写真を入手した週刊フォトスの記者・風間楓子が、社美彌子がシングルマザーであることをスクープしたことで、警視庁に激震が走る。

記事が出る前、風間楓子は社美彌子に取材を申し込んでいるが、社美彌子は断っている。

この時の風間は、自分に写真を提供した軍司森一が、社美彌子が共謀していることに気づいていない様子である

season16

風間楓子がエスカレーターから転落した現場に居合わせ、社美彌子が甲斐峯秋らと共に「容疑者六人」の一人になる。(S16-最終)

社美彌子は、風間楓子が固辞するにもかかわらず青木年男と共に病院に付き添う。

社美彌子の目的は、この件を記事にしないよう風間に因果を含めることにあった。

かつて娘の件をスクープされた社美彌子からの頼みであれば、風間も無碍に断ることはないという腹積もりがあったからです。

しかし、青木年男が風間に不快な言葉を投げかけるため、目的は果たされなかった。

season17

最終話「新世界より」では、政府と警視庁がパンデミックの危機を隠蔽した疑惑を、社美彌子からのリークを受けて風間楓子がスクープしている。

この時、風間楓子は社美彌子に「これからもギブアンドテイクの関係でよろしくお願いします」と電話するが、社美彌子は「あなたとそういう関係だと思ったことは一度もない」と返している。

この時の風間楓子は、season15の件が社美彌子の自作自演であると気づいているのでしょう。

風間楓子のキャッチコピーが気になる社美彌子

風間楓子は大衆向けの雑誌「週刊フォトス」の記者として、取材から記事の執筆まで行っている。

記事の執筆の際は、世間の関心を集めるためのキャッチコピーを添えることもある。

season15の記事を読んだ社美彌子は、おそらく風間が考えたであろう「国際派シングルマザー」のコピーに言及し、「分かったようでよく分からない表現」と警視庁上層部の前で評価している。

season19では、広報課美人課長率いる女子軍団、男社会の警視庁の抵抗勢力として「KBG(警視庁ガールズボム)」の記事が掲載される。社美彌子は「KGB」のセンスから風間楓子の記事であると察知し、「なかなかこじゃれている」と評価している。

軍司森一(ぐんじ・しんいち)

軍司森一(ぐんじ・しんいち)/演:榊英雄

軍司森一とは、season15最終話に登場した、キング出版の少年漫画部門の編集者である。

社美彌子とは、東京大学時代に所属していた将棋部の先輩・後輩の間柄であり、学生時代のみ交際していた。

軍司の口振りから、今もなお、社美彌子が頼みごとをしたい時は軍司を自宅に招き、手料理を振る舞う程度の関係にはあるようだ。

ちなみに軍司森一は、season15のみ、風間楓子と交際しているようなシーンがある。

社美彌子と風間楓子の間の、微妙な緊張感の正体がそれであるかどうかはわからない。

社マリア(やしろ・まりあ)

社マリア(やしろ・まりあ)/演:ピエレット・キャサリン(S15)、ギラルド沙羅(S16)、土方エミリ(S20~)

ここからは、下記の回の重要な内容を含みます

・S13-1

・S15-最終回

・S16-10

社マリア(やしろ・まりあ)は、社美彌子とヤロポロクの間に生まれた女の子です。

視聴者にはseason13第1話からその存在が明かされていますが、特命係の知るところになるのはseason15からです。

season13

ストーリーの終盤で、外国人風の女の子が社美彌子を「ママ」と呼んで歩み寄り、社美彌子が彼女を抱きしめるシーンがある。

season15

第1話で、法務省事務次官・日下部彌彦(かつての上司)の命を受けた冠城亘にマリアの存在を知られてしまいます。社美彌子を陥れる行為に加担したくない冠城の願いを聞き入れ、彼を特命係に異動させます。

最終話では、マリアの写真と共に社美彌子がシングルマザーであることが週刊誌にスクープされます。マリアの写真には目隠しの線が入っていますが、それでも外国人との子であることを警視庁上層部から見抜かれ、警視庁から社美彌子への追及が始まります。(S15-最終話)

season16

ある事件に巻き込まれ、マリアの出生の秘密(警視庁に話した嘘の内容)が世間に報じられそうになります。

社美彌子はマリアを抱きしめて「パパとママに愛されて生まれてきたことを信じてほしい」と涙を浮かべて伝えています。

season20

中学生になったマリアと冠城亘のパパ活疑惑の中傷ビラが出回ります。

社美彌子は、そもそも二人が自身を飛び越えて親しくしていることを知らず、二人を呼び出して怒ります。(S20-最終話)

その後、ある記者がマリアに父親のことを教えようと近づきますが、マリアは記者の申し出をきっぱり断り、この出来事を社美彌子に報告しています。

ちなみにマリアはママンのことを「スパイのくせに」と茶化すくらい、この二人は仲が良いです

season16で、社さんが外国人スパイと通じていたという報道をネタにしているのだとしたら、肝の据わった子ですよね

season22

甲斐峯秋に招待され、マリアと共に甲斐峯秋の事実上の孫・小学生の笛吹結平(森優理斗)の学芸会を鑑賞します。

マリアと結平は、共に自身の父親が誰であるかを聞かされていないため、そのことがきっかけで、マリアと結平の交流が始まります。

結平に「父のことを母に尋ねたことはあるか」と問われたマリアは、無いと答え、時がきたら社美彌子のほうから話してくれると信じていることを明かします。(S22-10)

社マリアの出生時期について

season20最終話(2022年3月)において、マリアは「中学生と思しき少女」とされています。

また、マリアと冠城亘の話によれば、連絡を取り合うようになったのは去年の3月くらいで、きっかけは、マリアが冠城亘に電話をし、卒業と入学祝いのお礼を伝えたことだったそうです。

このお祝いを小学校の卒業時とすると、マリアは2009年ころに生まれたことになります。

花の里・こてまり

月本幸子

社美彌子の初登場回では、内閣情報調査室の動きを嗅ぎ回る杉下右京を牽制するために、月本幸子の話を持ち出している。犯罪歴のある女性と親しくしていることが杉下右京の弱みに繋がるのではないかと踏んだためであった。(S13-1)

後に花の里を訪れた際は、幸子に対して「女将さんのことは信頼している」と話し、友好的にふるまっている(S16-14)。

小出茉梨

甲斐峯秋の紹介で「こてまり」に来店する。(S19-2)

特命係の憩いの場であることから来店は控えなければと社美彌子は遠慮するが、小出茉梨から「KGBの会合に使ってください。貸し切りにします」と言われ、「検討します」と笑顔で返す。

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