記事内のリンク先のサービス利用等により、当サイトに収益の一部が還元されることがあります。
甲斐享は、杉下右京の3代目の相棒を3年務めた人物です。警察官としての能力は未熟でありながらも、強い正義感や優しさをもち合わせています。杉下右京が初めて自ら特命係にスカウトした期待の相棒でありながら、もっとも衝撃的な理由で警察を去っています。父である警察庁の甲斐峯秋は現在も相棒で活躍する人物。ファンの間では甲斐享の再登場が期待されています。
甲斐享の氏名・生年月日・血液型
氏名
甲斐享(かい・とおる)/演 成宮寛貴
生年月日
昭和58年(1983年)7月7日
特命係に入った時の年齢は何と29歳!歴代相棒のなかでダントツの若手となります。
血液型
AB型
階級
巡査部長
経歴
以下は、甲斐享の経歴として、ストーリー中で示されたものです。
| 2005年3月 | 早慶大学政治経済学部経済学科卒 |
| 2005年4月 | 警視庁入庁 |
| 2005年10月 | 中根警察署地域課地域三係配属 |
| 2012年9月 | 中根警察署刑事課一課係配属 |
生年月日に対して大学卒業が1年早いような…?
交番時代の実績
・平町交番勤務時代の実績:自転車泥棒検挙572件、空き巣検挙108件、指名手配犯検挙2件
・平成24年、中根警察署の署長や刑事課長の推薦により刑事選抜試験を受験して合格
優秀な実績がありながら、警察学校の卒業から所轄の刑事課に引き上げられるまでに7年かかっていることになります。もしかするとその理由は、「交番巡査・甲斐享」(season11第6話)で刑事課に迷惑をかけているからかもしれません。
特命係としての活動時期
・season11・season12・season13(2012年10月10日~2015年3月18日)
・相棒-劇場版Ⅲ-巨大密室!特命係 絶海の孤島へ(2014年10月)
親族関係
父 甲斐峯秋(かい・みねあき)/演 石坂浩二
母 氏名不詳(海外に住んでいる(S11-9))
兄 甲斐秋徳(かい・あきのり)/演 新納慎也
笛吹悦子(うすい・えつこ)/演 真飛聖
笛吹結平(うすい・きっぺい)/演 森優理斗
甲斐享の性格・特技
父のことが大嫌い
甲斐享の父・甲斐峯秋は、警察庁次長。警察組織のナンバー2であり、次期長官といえるポスト。
そんな父と甲斐享の親子仲は険悪です。
甲斐享は、高校生のころから(父への反発から)やや素行が悪くなり、大学受験で東京大学に進学できなかったことで父が自分を見放したと思っています。
一方の峯秋は、自分の意に沿わない行動をしてきた享が一般採用の警察官になったのは、警察官僚である自身への当てつけだと思っており、享に早く警察を辞めてほしいと思っています。

でもこれは、完全にすれ違っているだけなんだ…
詳しくは、甲斐峯秋との関係の項目で解説するよ
初期は能力・経験不足が目立つ
特命係に異動してきた初期の甲斐享は、能力と経験不足が目立ちます。
特にseason11の初期は、杉下右京を軽んじて(あるいは杉下右京に腹を立てて)単独行動をとりたがるのですが、かなりの確率で裏目に出ています。中には、新たな殺人事件を誘発するといった取り返しのつかない事態もありました。
甲斐享の失敗エピソードをまとめます。
| カイト君の失敗エピソード |
|---|
| 人質立てこもり事件が発生している香港の総領事館内から銃声がし、犯人のもとへ向かう杉下右京と甲斐享。途中、甲斐享がバール2本を発見し、その1本を良かれと思って杉下右京に差し出しますが、杉下右京からは、それを持っても銃を持った相手にはあまり意味がないと断られてしまいます。(S11-1「聖域」) |
| 遺失物法に定められた拾得者(落とし物を拾った人)の権利関係の詳細を理解しておらず、単独で誤った対処をしてしまいます。杉下右京に警察学校で習ったはずと指摘されます。(S11-2「オークション」) |
| 犯人を推理し、それを杉下右京に伝えるも「安易」と否定されてしまいます。そのことに腹を立て、独力で事件解決を試みる甲斐享ですが、さらに別の犯人を追ってしまいます。(S11-2「オークション」) |
| マンションから人が転落。近くを通りかかった甲斐享は転落現場と思われる部屋に単独で駆けつけます。中から物音がしたため室内を捜索しますが、パソコンに打ち込まれた遺書を発見したことで事件性がないと判断。その後、現場に到着した杉下右京により、犯人が洗面所内に潜んでおり隙を見て逃げられたことを指摘されます。(S11-3「ゴールデンボーイ」) |
| 捜査対象が2人いることを理由に、杉下右京に別行動を提案し、またしても単独で捜査をはじめます。しかし、事件関係者と別れた直後に杉下右京から受けた電話をその場で復唱してしまい、その内容を盗み聞きされ、それがきっかけで新たな殺人事件が発生します。(S11-3「ゴールデンボーイ」) |
| 過去に甲斐享が受けたストーカー被害相談の相談者が殺害されてしまいます。しかし、思い入れの強い事件に甲斐享は客観的な判断ができなくなっており、結局、杉下右京が一人で解決してしまいます。そのことで不満を漏らす甲斐享に、ついに杉下右京が声を荒げて叱ります。(S11-6「交番巡査甲斐享」) |
season11の初期は杉下右京にやたらと自分の考えを主張したがる甲斐享ですが、だんだんと自分の力のなさに気づき、素直に「ごめんなさい…」と言うなど態度が軟化していきます。その素直さのおかげか、回を重ねるごとに力をつけていき、season12や13では杉下右京の「相棒」らしくなっています。
正義感が強い
正義感が強く、時には自分を顧みず権力に立ち向かうところがあります。
その姿勢は杉下右京に通じるところがあります。
性格は基本的に素直
性格は、父親が絡まなければ素直です。
自分の間違いや相手の優れたところはきちんと認めます。
絶対音感がある
小さい頃からピアノを習っていたことにより、絶対音感を身に着けています。
料理が得意
悦子のマンションで、きれいに盛り付けたおしゃれな料理をよく作っています。
粗暴な面がある
正義感が強い甲斐享ですが、時々粗暴な一面を見せることがあります。
正義感に駆られた行動もあれば、父親へのコンプレックスのようなものが垣間見える行動もあります。
| カイト君の主な粗暴エピソード |
|---|
| 「親の七光り」と揶揄した先輩警察官の顔面に頭突きを入れる。杉下右京に羽交い絞めにされ、一旦おとなしくなるも、それが解かれると再び襲い掛かる。杉下右京に「君は信用できませんね!」と怒鳴られる。(S11-1「聖域」) |
| 官僚の天下り制度について開き直った警察官僚のOBの胸倉を掴むも、杉下右京に制止される。(S11-4「バーター」) |
| 交番時代、同僚を囮にしてストーカーをおびき出す。ストーカーと格闘の末に馬乗りになられるも甲斐享が拳銃を向けたことで形勢逆転する。しかし犯人が無抵抗になってからも拳銃を降ろすことはなく、撃鉄を起こしたところで同僚に止められる。(S11-6「交番巡査甲斐享」) |
| 甲斐峯秋を告発する内容の遺書と見られる文書を警察が隠蔽。自殺を偽装した真犯人は、そんな甲斐峯秋をクズ呼ばわりする。甲斐享は父がクズであることには同意するが、他人に言われるのは不快だとし、犯人の顔面を殴りつける(S12-1「ビリーバー」)。 |
| 「ガクチカ」の嘘がばれるかもしれないという自己保身のために、就活生の女子大生を殺害した犯人。甲斐享は「人の命を何だと思っているんだ」と怒り、犯人の胸ぐらを掴み押す。床に倒れた犯人に怒りがおさまらない様子で近づくも芹沢慶二が羽交い締めにして止める。(S12-5「エントリーシート」) |

特に拳銃の件は、使用要件に該当せず完全に違法だよ

でも中根署の堀江係長らがうまく庇ったみたいだね…
甲斐享の正体
甲斐享は、杉下右京の相棒でありながら、その一方で、悪人に重傷を負わせて世間を騒がせる「ダークナイト」としての裏の顔を持っていました。
甲斐享がダークナイトとしての活動を始めるきっかけとなったのは、杉下右京に出会う半年ほど前のある事件であり、杉下右京に出会ったおよそ1年後に犯行を再開しています。
最終的に、甲斐享は6件の傷害と、1件の逃走幇助を行ったことが明らかとなっています。
特命係に入った時期と犯行の時系列や甲斐享の動機については、こちらの記事で考察しています。
登場人物との関係
杉下右京(すぎした・うきょう)
・杉下右京/演 水谷豊
・階級 警部
・呼び方 右京「カイト君・甲斐君」、享「杉下さん」

本作の主人公です
卓越した推理力をもつ東大卒の警察官僚ですが、組織のはみ出し者です
甲斐享と杉下右京の出会いは、香港でした。
二人はそれぞれプライベートで香港を訪れており、享は先輩警察官への訪問を兼ね、恋人の笛吹悦子と旅行中でした。

香港での事件解決をきっかけに杉下右京は、2代目相棒・神戸尊が去ったあとの特命係に甲斐享をスカウトするんだよね

こうして、3代目相棒として3年間を共にします
しかし、当初は杉下に反抗的な態度を見せる甲斐享。
特命係に出勤した初日には、杉下に背を向けて「キャバクラかよ」「指名なんかすると金取るぞ」と、自身をスカウトした杉下の行為をキャバクラの指名になぞらえて文句を言い、アイマスクを付けて眠り始めます。

甲斐享にしてみたら、やっと刑事になれたと思った矢先だったからね
理由もよくわからず特命係へ異動させられたら、不貞腐れる気持ちもわかるなあ

でも杉下右京は、その反抗的な態度すらどこか楽しそうに見ているんだよ
しかし、さまざまな事件で失敗を繰り返すなかで自分の未熟さを自覚していく甲斐享。
判断を誤り、失敗を重ね、悔しさを味わうなかで、杉下の能力の高さを認め、徐々に態度をあらためていきます。
一方の杉下右京は、当初から一貫して、甲斐享の正義感や人柄を高く評価しています。
彼の成長を思い、時に間違いを厳しく叱ったりもしながら、頼もしい「相棒」へと育てていきました。

最終シーズンでは、杉下右京が二度にわたり犯人に監禁されるんだけど、そのときは、成長した甲斐享が父や捜一メンバーの力を借りて救出にたどり着いているんだよね
(S13-10「ストレイシープ」、S13-15・16「鮎川教授最後の授業」)
しかし、杉下右京の正義は、ときに「誰も幸せにならない真実」を暴くこともあります。
甲斐享もまた、元上司の中根署の堀江(山口良一)の冤罪事件を、父や組織に疎まれながら杉下右京と追うことに苦悩します(S13-5「最期の告白」)。

すべての相棒が通る道といえるかもね…

堀江係長は甲斐享がストーカー事件で行き過ぎた行為をしたときも穏便に納めてくれたり、甲斐享を刑事課に引き上げたりと、お父さんに関係なく甲斐享に目をかけてきたっぽいもんね
そして迎えた、甲斐享の事件。
杉下右京は違和感を覚えながらも、甲斐享が決定的な失言をするまで、彼を疑いきれずにいました。
最後は甲斐峯秋の計らいにより、別れの挨拶をすることが叶います。そのとき杉下は「二人はまだ途中」とし、「待っています」と甲斐享に言葉をかけました(S13-最終「ダーク・ナイト」)。
甲斐享の事件により、杉下右京は上司としての責任を問われ無期限の停職処分を受けます。

組織としては依願退職を待っている状態なんだって
しかし、停職処分中に出会った冠城亘(反町隆史)と事件を解決したことで、甲斐峯秋が杉下の停職を解くという強権を発動し、再び特命係が動き始めます(S14-1)。
事件から約10年後、小学生となった享の子・笛吹結平(森優理斗)や悦子(真飛聖)らを、甲斐峯秋とともに見守っていることがわかります(S22-10「サイレント・タトゥ」)。
甲斐峯秋(かい・みねあき)
・甲斐峯秋(かい・みねあき)/演 石坂浩二
・登場回 season11~
・階級 警視監
・呼び方 峯秋「お前・享」、享「あなた・親父」
甲斐峯秋は、甲斐享の父であり、警察庁次長という要職に就く警察官僚です。
親子仲は険悪で、峯秋は享に「さっさと警察をやめろ」などと高圧的な態度を取り、享もこれに「おととい来やがれ」と言い返すなどし、父を嫌っていることを隠そうとしません。
その一方で、甲斐峯秋は享の活躍を気にかけるそぶりを見せ、甲斐享もまた、父を侮辱した相手に思わず手を出してしまうなど、お互いに意地を張り合っているようにも見えます。
甲斐享の話では、幼いころから父への反発心があり、高校生の頃には素行が荒れて父を大いに怒らせたことがあるといいます。
その時期に、享は父から顔をバチーンと平手打ちされたこともあるようです。
その後、甲斐享が東京大学に進学できなかったことで、享自身は「父が決定的に冷たくなった」と受け止めていました。

そうは言うけれど、大学進学と同時に甲斐享は家を出たらしいよ
season12の最終話で、甲斐峯秋と12年ぶりに会って話をしたって言ってた。
それまでは電話だけだったみたい。

仲直りするきっかけがないまま、高校生の頃の関係で止まってるんだろうね

そうだろうね。
甲斐享の父に対する言動って、年齢の割にきついなって最初は思ったけど「父 vs 反抗期の子ども」がそのまま続いてた感じなんだよね。
杉下右京の申し出を受け、甲斐峯秋は享を特命係へ異動させます(S11-1「聖域」)。
杉下右京の下についた警察官の多くが、早々に警察を辞めてきたことを知っていた峯秋は、享も同じ道を辿ることを期待しての判断でした。

その思惑に反して、特命係で享はどんどん成長していくんだけどね。
特命係に配属された後も、甲斐峯秋は享に対して冷たい態度を取り続けます。
season11では、重傷を負って病院に搬送された享が意識を取り戻したため、電話を入れた杉下右京に対し、第一声で「死んだのかね?」と応答しています(S11-9)。

きっといろんな人から連絡を受けていて、無事だってわかっていた上での応答なんだろうけど…
また、東国の工作員をめぐる作戦では、峯秋は享にあえて専門用語をぶつけ、反応を見ることで、杉下右京たちの奥の手を読んで妨害に回っています(S11-最終)。

経験の浅い甲斐享が知らないはずの言葉を投げたら、電話越しに「なぜそれを…」って反応しちゃって、作戦がバレたんだよね。

自分のせいで仲間の足を引っ張る展開は、観ていて心がキュってなるわ…

一方で、甲斐峯秋は杉下右京と二人になると、なぜ息子を相棒に選んだのかをしきりに聞きたがったりして、気になっている様子も見せているんだよね
杉下右京は、享を相棒に選んだ理由を「人間性」と語り、警察官としては未熟でも、正義感と資質を高く評価しています。それを聞いた甲斐峯秋はまんざらでもない表情をみせていました。
さらに話が進むと、甲斐峯秋の享に対する誤解が解けたり、享が警察官としての父を信頼している様子が見られ始めます。
過去の邦人誘拐事件の対応とその隠蔽工作をめぐり、甲斐峯秋が犯人に拉致監禁される事件が発生します。
犯人と甲斐峯秋の対話の様子が、犯人に都合よく編集されて配信されますが、享は峯秋が犯人に屈することはないと信じていました。さらに、峯秋を侮辱する犯人に対して、享は激昂し殴りかかります(S12-1)。

君、お父さんのこと大好きだよね…?
また、大学時代のエピソードも印象的です。
享は「親のコネだと思われる」ことを嫌い、いったんは一般企業への内定を得ていました。
それでも警察官への憧れを抑えきれず、就職活動後に警察官試験の勉強を始めて合格します。
この事実を杉下右京から聞いた甲斐峯秋は、それまで「息子は自分への嫌がらせで警察官になった」と思い込んでいたため、驚き、思わず笑ってしまいます(S12-5)。

それまで「人生をかけて息子がオレに嫌がらせしてきてる」って思ってたのか…

でも、甲斐峯秋がそう思ってたってことは、享を辞めさせたかった本当の理由は「親に執着しなくていいから好きに生きて欲しい」という想いだったかもしれないよね

享が本心から自身と同じ道を選んでくれたことが今になってわかって、それが可笑しくて笑っていたのかもしれないね

やっぱりこの親子、対話が圧倒的に足りてない…

さらに、甲斐峯秋が享を嫌っているという話は、享の勘違いなのでは?というストーリーもでてくるよ
裏社会で名を馳せた死刑囚・御影康次郎(中村嘉葎雄)の長男と次男が、父を裏切った三男を探すために人質籠城事件を起こします。
御影の長男や次男は、「父は三男を恨んでいる」と考えていました。
しかし御影が甲斐峯秋に行った告白は、従順な兄たちではなく、反発してきた三男こそ最も愛していたというものでした(S12-最終)。

甲斐享も父は従順な兄がお気に入りだと思っているんだけど、このストーリーでは息子が思っているほど父は単純に好き嫌いを決めてないよってことを伝えているんだと思った
ちなみに、息子のうち兄と弟のどちらが好きなのかという御影の問いに、甲斐峯秋は「どちらかを贔屓したことはない」と答えている。

season13では甲斐享が成長し、父への態度が少しずつ変わっていくよ
杉下右京と連絡が取れなくなり、これまでの状況から、犯人に人質をとられ神奈川方面の山荘へ向かったと推理する甲斐享。甲斐峯秋に頭を下げ、SATと狙撃犯の配備を手配してもらいました。
享の推理が外れており空振りであれば、峯秋は身内びいきで組織の貴重な戦力を動かしたことになり、失脚につながりかねない行動でした。それを承知でリスクを冒した父に、甲斐享は「ありがとうございます」と礼を言います(S13-10「ストレイシープ」)。

ちなみにこの回では他にも「甲斐峯秋の息子です」と言い、議員から事情聴取をするなど父の力をうまく活用している場面もあるよ

今までの甲斐享は、父のことになると子どもみたいにプンプン怒ったり「親父だりい…」みたいなスカした感じだったから、めちゃくちゃ大人に見える…
そして迎えたseason13の最終話。
享の罪は杉下右京によって暴かれ、享の身柄は捜査一課に引き渡されようとしますが、その裏で、甲斐峯秋は悦子から話を聞き、享の社会的ダメージを軽減するために動いていました。

杉下右京からいったん引き離し、監察主導の捜査に切り替えたんだね
留置場で、峯秋は享を平手打ちします。
享はその瞬間、高校時代に同じように叩かれたことを思い出し、笑いました。

甲斐享の認識では、大学受験で見放されたと思ってたんだよね?
その父が、高校生のときと変わらない対応をしてくれたことが嬉しかったんだと思う

一緒に過ごす時間が足りていなかっただけで、お互い何も変わってなかったんだね
ややこしすぎる親子だ…
さらに峯秋は、享が杉下右京と最後に言葉を交わせるよう便宜も図りました。
事件後、甲斐享は峯秋の回想などで登場します。
峯秋は次長から降格され、警察庁長官官房付となりました。
降格されたことで不遇な目に遭うことも増えましたが、本人はそうした状況下でも自分にできることを、特命係や社美彌子の協力を得て実行します。
season17では、青木年男の素行の悪さに悩む警視庁副総監の衣笠に対して、「出来の悪い子ほどかわいい」と語り、享を重ねている様子が描かれます。
また、season22では笛吹悦子と笛吹結平を家族として受け入れており、特に結平を溺愛していることがわかります。
そしてseason24では、著名なミステリー作家がダークナイトをモデルに小説を書こうとし、甲斐享にも面会したといいます。
作家側が言うには、甲斐享は出版に前向きであったといいますが真偽は不明です。この動きを知った甲斐峯秋によって出版はとめられましたが、この件で甲斐享がもうすぐ刑期を終えることが判明しています(S24-10「フィナーレ」)。
笛吹悦子(うすい・えつこ)
・笛吹悦子/演 真飛聖
・登場回 season11~season13、season22第10話
・呼び方 悦子「享」、享「悦子、えっちゃん」
・使用車 白色の日産ノート(S11-11)
・誕生日は6月17日
・福島県出身?(甲斐峯秋が悦子の父(故人)の話を結平にする際「福島のじっちゃん」と呼んでいる)
笛吹悦子は、甲斐享の恋人であり、もっとも身近で彼を支え続けた理解者です。
日本国際航空(NIA)に勤務する客室乗務員で、合コンをきっかけに甲斐享と知り合い、交際を始めました。
享の仕事の話を真剣に聞き、ときに励まし、ときに冷静な助言を与える、頼れる姉のような存在でもあります。
享の父・甲斐峯秋も、悦子のことを初対面から「聡明で美人だ」と評価しており、非常に好印象を抱いていました。
悦子はマンションに一人で暮らしており、甲斐享には合鍵を渡しています。
海外に滞在する時間が長いためか、season11の序盤では室内土足というライフスタイルが描かれていましたが、後に土足ではなくなっています。
甲斐享も自宅で土足で過ごしています。
また、オークションに参加した甲斐享が、ある品を競り落とすために「悦子のマンションを売る」と言及していることから、悦子のマンションは賃貸や社宅ではなく、持ち家であることがわかります(S11-2「オークション」)。
生物兵器事件の捜査のため、杉下右京と甲斐享が鳳凰島に渡った夜、享は電話越しに悦子に「♪Happy birthday to 悦子」を歌うが、その歌唱シーンを杉下右京に見られてしまう(劇場版Ⅲ)。

全員かわいすぎだろ!
悦子は、結平を妊娠したことをきっかけに、急性骨髄性白血病を患っていることが判明します。
入院し、治療を開始するという不安な状況のなか、悦子は自分の身体より、病気のせいで甲斐親子の仲直りのチャンスがなくなってしまうことをもっとも気にしていました。

相棒の聖女だからな
悦子は、甲斐享の事件について、杉下右京よりも先に気づきます(S13-最終話「ダーク・ナイト」)。
享が杉下右京から逃げられないことを察し、甲斐峯秋に助けを求め、結果として享の社会的ダメージを最小限に抑える動きにつなげました。
甲斐享の事件から約10年後のseason22にて、悦子は結平とともに再登場します。
病気については、福島の父の骨髄の提供により骨髄提供によって寛解し、CAの仕事を続けながらシングルマザーとして子育てをしていることが明かされます。
甲斐享との関係ですが、享が拒んでいるため二人は入籍していません。
入籍をしなくても笛吹結平を認知して親子関係を結ぶことは可能ですが、こちらも行っていないと考えられます。
それでも甲斐峯秋や享の兄・甲斐秋徳は二人を家族として受け入れており、二人に見守られながら結平を育てています。
なお、結平が享の兄・甲斐秋徳を「パパっち」と呼んでいることについて、杉下右京はそれとなく悦子に話を向けますが、悦子は少し困った様子で、父親の存在を説明できないためその呼び方をやめるよう言えずにいるといいます。

結平のため、甲斐家と良好な関係でいたいのは当然だよね…

うん仕方ないと思う
甲斐享の居場所がなくなっていくようで、ちょっと寂しい気持ちもあるけどね…
なお、杉下は毎年、笛吹結平の誕生日にシャーロックホームズの小説を一冊プレゼントしており、悦子はそれをほほえましく見ています。

悦子にしてみれば、杉下右京は甲斐享を失うきっかけになった人物なのに…

そうだね
でも、甲斐享が尊敬していたこと、甲斐峯秋の信頼する部下であること、何より杉下右京の立場ではどうしようもなかったことを理解しているんじゃないかな
season22第10話において、ある女の恨みを買ってしまい、巧妙な罠に嵌められて絶体絶命のピンチに陥ります。
悦子にはまったく落ち度がないにもかかわらず(強いてあげるなら甲斐享が原因ですが)、その女からは「存在自体が罪」とされ、残酷な手口で人生を奪われそうになります。
この絶体絶命の状況を救ったのは、杉下右京、亀山夫妻、捜一、甲斐峯秋、社美彌子といった、ほとんどが甲斐享に縁のある人々でした。
それぞれが自らの立場や身の危険を顧みず悦子を守るために動いたことで、今でも甲斐享が相棒のメンバーに愛されていることがわかります。
捜一(三浦、伊丹、芹沢)
・伊丹憲一(川原和久)、三浦信輔(大谷亮介)、芹沢慶二(山中崇史)
・呼び方 捜一「カイト、坊っちゃん」、捜一「◯◯さん(名字にさん付け)」
もともと刑事に憧れていた甲斐享は、捜査一課の伊丹憲一、三浦信輔、芹沢慶二に対して、当初は尊敬の念を抱いている節がありました。
特に芹沢慶二については、三人のなかで若手であることもあってか甲斐享に先輩風を吹かし、何かと面倒をみます。
特命係として経験を積むなかで、事件によっては共に捜査をし、杉下右京が犯人に監禁された際には協力して捜索にあたっています。
甲斐秋徳(かい・あきのり)
・甲斐秋徳/演 新納慎也
・登場回 season22第10話
・呼び方 秋徳「享」、(享「兄貴」?)
甲斐秋徳は、甲斐享の兄であり、甲斐峯秋の長男です。
父と同じく東京大学法学部出身で、現在は財務省に勤める官僚になります。バツイチで子どもはいないようです。

結平の誕生日会に仕事で遅れた際には、自身の勤務先を「日本有数のブラックカンパニー」と冗談めかして表現しているよ

警察である峯秋ほどじゃないにしても、弟の件で大変なこともあっただろうに…
仕事で活躍している様子がうかがえてちょっと安心だね
明るく人当たりのよい好青年ですが、その言動の端々には、父譲りとも言える「官僚らしさ」が垣間見える人物です。
なお、season11の時点では海外在住であることが語られており、実際の初登場は season22 第10話となります。
甲斐享の話によれば、兄・秋徳は父の期待に応え、父が思い描いたレールを進んできた人物。
そのため享は長年、「親父は兄貴がお気に入り」という認識を抱いていました。
そのため享は、父に従順な兄の生き方をどこか見下しつつ、あえて父に反発するような態度を取っていたと語っています(S12-最終)。
もっとも秋徳のほうは、少なくとも初登場時には享を疎んじたり距離を置いたりする様子は見られません(S22-10)。

甲斐家も日常を取り戻しているように見えるね
秋徳は、父・峯秋とともに、笛吹悦子とその息子である笛吹結平を親族として受け入れています。
特に笛吹結平からよくなつかれており「パパっち」と呼ばれています。

最初は人として弟の代わりに二人を支えてやらねば、という気持ちだったと思うけど、人柄のいい悦子やかわいい結平と一緒にいすぎて居心地がよくなっているとみた!

一緒に家族旅行もしてるみたいだし、楽しいんだと思う
悦子も男の子の遊び相手になってくれて助かっているはず

子どもがいないと、甥っ子や姪っ子がめちゃくちゃ可愛いんだよね
秋徳の気持ちはわかる気がするわ…
しかしseason22の事件により、峯秋は結平に父のことを話すと決めました。また、season24では享の出所が近いことが明かされており、今はもう秋徳たちの関係も変化しているかもしれませんね…
秋徳は、甲斐峯秋との付き合いが続いている杉下右京とも交流しており、笛吹結平の誕生日を一緒に祝ったこともある仲です。
しかし笛吹結平の担任である姉小路が殺害された事件では、杉下右京からの、まるで自身と笛吹悦子がグルになって嘘を言っていると言わんばかりの追及に顔をしかめ「享はよくこの人と3年も一緒に…」とこぼしています。

視聴者からすれば、公平に事情聴取をしているだけなんだけどな

甲斐享の罪を暴いたのは杉下右京だからね
「身近な人間でもマジで容赦なく疑うんだな…」という口にできない想いを抱いたのかもしれないね…
甲斐秋徳が官僚という立場を使って姉小路に圧力をかけようとしていたことがわかると、杉下右京も「脅迫には脅迫で対抗しようと…」と非難するような発言をしており、お互いに波長が合わないところもあるようです。
とはいえ険悪な空気になったのはこの時のみで、その後、関係が悪くなっている様子はありません。
根津誠一(ねづ・せいいち)
・根津誠一/演 山田純大
・登場回 season11「聖域」
・呼び方「カイト」
根津誠一は、警視庁から外務省に出向し、香港日本総領事館警備対策室に勤務する警備対策官です。
甲斐享にとっては、警察官時代の先輩にあたる人物であり、「警察庁次長の息子」という肩書きを抜きにして、一人の後輩として接してくれた数少ない存在でした。
甲斐享もまた根津を信頼しており、念願だった刑事課への異動が決まった際には、わざわざ香港まで赴き、その報告をしているほどで、二人が親しい間柄だったことがわかります。
しかし、総領事夫人のある望みを叶えるために起こした悲劇によって、甲斐享と敵対することになります。
ちなみに杉下右京が「カイト君」と呼び始めるきっかけになった人物になります。
大石真弓(おおいし・まゆみ)
・大石真弓/演 松本若菜
・登場回 season11「アリス」、season12「ボマー」
・呼び方「甲斐くん」
大石真弓について、こちらの記事でもまとめています。
大石真弓は、警視庁に勤務する女性警察官で、甲斐享の同期です。
甲斐享は彼女を「そそっかしい」と評しますが、柔道三段の腕前を持ち、正義感もある頼もしい人物です。
また、甲斐享がいるためか特命係にも協力的な姿勢をみせています。
season11では特命係が護衛中の女性になりすまして犯人の襲撃を代わりに受けたり、season12では杉下右京の指名によって、甲斐享が巻き込まれた事件の解決に協力しています。
美人で有能、しかも性格も良いという点から、登場回数は多くないものの、強く印象に残っている視聴者も多い人物だと考えられます。

裏で同僚から「顔採用の期」って言われてそう

亀山君の期と違って警察学校内にいい匂いがしてそう(亀山期:亀山、伊丹、益子)

亀山期にも澤田(櫻井淳子)がいたことが最近判明したからな…(S23-9)
梶祐一郎(かじ・ゆういちろう)
・梶祐一郎/演 鈴木裕樹
・登場回 season13「ダーク・ナイト」
・呼び方「享」
甲斐享の特命係最後の事件で登場した、甲斐享の高校時代からの親友になります。
甲斐享によれば、高校時代の梶祐一郎は「筋金入りのやんちゃ坊主」。
ボクシングをしており、敵対する学校の生徒を片っ端からぶちのめしていたそうです。(甲斐享は「後ろでワーワー言う程度でほどほど」にしていたそうです)
現在は、自動車整備士として「梶オート整備工場」を営んでいます。
梶祐一郎には、浜中忠弥という男に、妹を殺害された悲惨な過去があります。
しかも、犯行当時の浜中は薬物による心神喪失の状態であったとされ、罰を受けないまま釈放されるという無念極まりない結果となりました。
当時の梶祐一郎はひどく取り乱し、警察官である甲斐享にも当たり散らします。
そして、復讐のために浜中を待ち構えますが、直前で甲斐享に制止されます。
その一月後、浜中が何者かに襲われて重症を負う事件が発生しますが、梶祐一郎には完璧なアリバイがあったことから疑いが晴れています。
甲斐享のQ&A
甲斐享はなぜ特命係になったのか?
A:杉下右京が、警察庁次長・甲斐峯秋に、甲斐享を特命係に異動させるよう要望したからです。
season11第1話「聖域」において事件を解決した後、甲斐峯秋に呼び出された杉下右京が甲斐享を特命係に寄越すようお願いします。
これを聞いた甲斐峯秋は、特命係であれば、息子・甲斐享が早く警察を辞めてくれるかもしれないと考え承諾しています。
特命係は「人材の墓場」と呼ばれており、杉下右京の部下になった人がどんどん辞めていた事実があるからです。
なぜ杉下右京は甲斐享を希望したのか?
A:人間性に惹かれたようです。
甲斐享の数々の失敗を知り、甲斐峯秋が杉下右京の前で、甲斐享と働きたがる人物が存在することを不思議がっていると、杉下右京は、人としての基本ができているからでは答えます。(S11-6)
甲斐享は何代目の相棒?
A:3代目の相棒になります。
ただし「特命係に配属された警察官」で言えば、亀山薫(初代相棒)の前に辞めた6名と、亀山薫と神戸尊(2代目相棒)との間に陣川公平がいますので、3人目ではありません。
甲斐享はいつから「カイト君」と呼ばれている?
甲斐享のあだ名である「カイト君」は、カイト君が特命係に配属される前からのものです。
中根警察署の刑事課員や、香港で働く先輩警察官の根津などが「カイト」と呼んでいます。
杉下右京もどうやらこれを気に入り、初回から「カイト君」と呼んでいます。(S11-1)
それ以降は、基本的に「カイト君」と呼んでいますが、目上の人の前や公的な場では「甲斐君」と呼んでいます。
ちなみに相棒に出てくる女性警察官は「甲斐君」と呼ぶケースが多いようです。(S11-6、S11-11)
甲斐享はいつから「そう」だったの?
season13の最終話で明かされる甲斐享の正体についての話です。
情報を整理すると、甲斐享が「そう」なったのは、特命係に入る前だったのかどうかが見えてきます。
こちらの記事で考察しています。
甲斐享に再登場の可能性はある?
甲斐享を演じる成宮寛貴さんが芸能界を引退されたため、再登場の可能性は低いと思われていましたが、現在、活動を再開されているそうなので、再登場の可能性はあると思います!
甲斐享はまだ、笛吹悦子と息子の結平に向き合っていません。きっと視聴者の多くは、悦子ときちんと入籍し、家族3人で穏やかに過ごしてほしいと願っているはずです。料理上手な甲斐享ですから、専業主夫もありだと思います。
叶うことなら、当時の出来事を乗り越えた甲斐享のたくましい姿も見たいし、杉下右京がそれを見て、かつての相棒にどのような言葉を掛けてあげるのかも知りたいです。相棒の世界で再び顔を見せてくれる日を待ちましょう!
甲斐享の相棒シリーズは無料で観れる?
相棒は「TELASAの見放題プラン」やAmazonプライムビデオのサービス「TELASA for Prime Video」にて配信されています。
どちらも有料ですが、「TELASA for Prime Video」は時々体験キャンペーンをやっているので、チェックしてみてくださいね!
TELASA for Prime Videoで観よう

